いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2009年09月25日(金) 民主党に怒られるかも!いぬぶし海自特務艇で飲酒??!!

 最近手帖に書いた日程に意味不明な記載が多くなってきた。これは、酔っ払っている時に予定を言われ、忘れないようにと、その場で書くことが原因である。その場では「何のことか」覚えているのだが、数日経つとさっぱりわからない記述になる。

 先月末に確認した、本日の予定もそうだった。手帖には「17:30いしだて」とある。さて、最近、いしだてさんなる人物には会っていないし、友人知人にもいない。困った。仕方ないから、17:30には蒲田あたりにいて、電話がかかってきたら、すぐさま向かおう、と考えていた。

 すると、今月初旬封筒が届いた。発信人は海上自衛隊横須賀地方総監。「洋上懇談会への招待状」とあり、乗船艦は「特務艇いしだて」と書いてある。ああ、これだ。喉のつかえがとれた思いだった。


 そんなことで、今日は、晴海ふ頭から海上自衛隊の特務艇、実はパ−テイ−ボ−ト「いしだて」で、洋上パ−テイ-に出かけた。地元の自衛隊出張所長さんから「我々は乗艦できないが、一人で大丈夫か?」とお電話を頂いたので「知らない人たちばかりだと、話が出来ないので心配」と返事をしておいたが、彼は「ウソつけ」と思っていたに違いない。

 海上自衛隊は伝統的に各国海軍との交流が盛んである。遠路航海で疲れた他国の海軍々人をもてなしたり、外国の軍隊要人を接待するために、自前の船を持っているのだ。民主党にすれば「無駄使い」と言われるかもしれないが、在外日本大公使館が使っている宴会費用に比べれば、その費用対効果はよほどいいだろう。

 今回の招待は、首都圏各都県において自衛官の募集に関わっている民間人を招待し、懇談する、というものだ。私は、自衛官募集相談員として、ここ数年は毎年、自衛官希望者を発掘して入隊させている実績が評価されたのかもしれない。

 丁度、出航時間前に「日没時間」となった。海上自衛隊の艦艇では日没は重要である。艦尾に掲揚している自衛艦旗を降下するからである。この時間には艦内に「気をつけ」のラッパが鳴り、旗が見える隊員は旗に敬礼、見えない隊員は、旗の方向を向き「姿勢を正す敬礼」を行う。一日の終わりの厳粛な時間を、乗組員と共有出来たことは感激である。


 出航後は、普通の宴会と変わらないが、蝶ネクタイをしたウエイタ−も、シェフもみな海上自衛官であることが、いささか、違っている。ビ−ルを持ってきてくれた男性ウエイタ−は、普段は船の機関を整備している、という。みな独学でテ−ブルマナ−やサ−ブ方法を学ぶのだそうだ。


 立食パ−テイ−では、とにかく「人と話す」ことが主である。偉そうな人にかまわず声をかけていった。一番偉いのは、本日のホストである横須賀地方総監松岡海将(旧軍の中将)だ。流石に海の男、なんともいいがたいオ−ラ−が出ていて近づきがたい雰囲気があったが、お話をするととても優しい中将閣下であった。陸、空と比べて階級格差が激しい海上自衛隊の士官(陸、空は幹部と呼称する)は、独特の雰囲気を持っている。

 隣にいた3等陸佐にも声をかけたところ、東京地方協力本部の広報室長さんだった。「私はOBで、生徒出身(自衛隊生徒を部内では単にこう呼ぶ)です」と名刺を差し出す。すると、制服を格好よく着こなした室長さんは「私もです」と応じた。何!!とすれば、どう見ても後輩である。自衛隊生徒の世界では「1期違えば石ころ同然」「2期違えばいないも同然」といわれるぐらい期が重んじられる。「何期?」と聞いたところ22期生だそうだ。私は18期、勝ちである。

 4期先輩に対しては、その後、随分と気を使って頂いて恐縮してしまった。おかげで、多くの現職自衛官を紹介していただくことが出来た。

 おっつ!いつの間にか下船の時間だ。しまった!話に夢中で何も食べていない。寿司は‥‥天ぷらは‥嗚呼

 いしだての皆さん、ご苦労さん!ありがとう!


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