2009年09月19日(土) |
小沢一郎が人事を決めている証拠見つけた! |
私は、新生党、新進党、自由党と小沢党首と同じ政党で政治活動を共にした数少ない地方議員である。新生党当時の小沢さんは、本当に日本を変えるのはこの人しかいない、と思わせるオ−ラ−が漂っていて、私もその虜になっていた。
次の、新進党は大きすぎて党本部職員との接触はなかったが、新生党、自由党では、小沢さんが気を許す一部の党職員は、ペイペイの国会議員より幅を利かせていたし、小沢さんの見込んだ秘書軍団も同様だった。
彼の身内に対する面倒見のよさは素晴らしい。何があっても付いてくる子分には必ず陽の目をあてる、そんな親分だった。今回の衆議院選挙の比例単独候補や、小選挙区の候補を見て、そんな思いが間違いでないことを痛感した。
東京ではKさん。辛い幼少期を地元で過ごし、中学を卒業後上京。苦労して夜間高校を出て会社を設立。あるきっかけから小沢事務所の門を叩いた。そこで小沢さんから「大学だけは出ろ」と言われ、仕事と政治活動の合間に某大学の2部を卒業。総選挙に何度も落選するが、それでも小沢さんについていった。今回はまさか出馬していない、と思いきや、なんと比例単独で当選。完全に小沢さんのお陰である。
Wさん、一期だけ衆議院議員を勤めたが、その後落選続き。やわらかい物腰と自己主張が弱い点は決して議員向きではなかった。が、小沢派を捨てなかった。この人こそ二度とバッチをつけないだろうと思っていたら、まさかの比例単独当選。
Aさん、公明党衆議院議員から新進党に移り、そのまま自由党に残った小沢シンパである。その後、小選挙区ではずっと落選続きで、3回連続落選は公認しない、との民主党の原則は彼にはなぜか適用されず、今回は小選挙区で出馬し当選。
その他全国に「小沢特例」の数々を見るに付け、やはり小沢党なのだな、という感を強くする。反対に「裏切り者」には、徹底して制裁を、が小沢流。
テレビ出演も多く、知名度も高い保守派のMさん。今回で当選4回目である。4回生の同期では入閣した方も多くいるが、この方は無役。副大臣もない。2回生や3回生が多い政務官としても処遇されない。なぜか???
彼、Mさんは、東京都議会議員当時に新生党結党に参加した。(都議会会派:新生友愛クラブ)その後、平成8年の総選挙では新進党公認で落選。ある代議士の自殺により行われたお隣の選挙区での補欠選挙に平成10年に自由党公認で出馬するはずだった。が、突然自由党公認を辞退し、民主改革連合なる団体を立ち上げ、当時の太陽党や国民の声、フロムファイブ等の小党と旧民主党の支援を受けたが、またまた落選。
補欠選挙直前の「敵前逃亡」に怒った小沢自由党々首は、彼を落選させるためだけに、泡沫候補を擁立。自由党はこの選挙に6000万円をかけ、6000票しか取れなかった。その後、1票1万円もかかった選挙区として党内では有名になった。
この後、Mさんは旧民主党公認候補として初当選をするのだが、まさか、怨念の小沢さんが新民主党代表になるとは思ってもいなかっただろう。そして、院政を敷いた今回の人事である。党内人事は小沢さんが担当、内閣は鳩山さんが、という仕切りが公にされているようだが、鳩山さんとは「友愛」の関係のMさん。鳩山さんが本当に副大臣や政務官人事をしていたなら、必ずや何がしかの役職についていたはずである。
それがなれなかった。小沢さんの「裏切り者は最後まで許さない」という方針が故ではないだろうか。あくまで、私のフィクションである。
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