いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2009年08月22日(土) それぞれの夏祭り

 今日は私の住んでいる町会の「子供納涼大会」が開催される。区議会議員の中には「何軒夏祭りをまわったか」が「政治活動」と勘違いして、せっせとビ−ル券を配っている兵もいるが、私の行事などへの参加基準は「関係している団体」あるいは「招待された団体」という極めてシンプルなものだ。

 その中で、家族とともに住んでいる町会は別格である。議員である前に住民としてお手伝いするが当然だからである。ところが、私の住んでいるマンションは、なぜか17年前の建設以来、町会に加入していない「地元でも稀な存在」である。居住者にサラリ−マンなどが多く、地域との接触の必要性を感じないのかもしれない。はたして定年になったら、どうするのだろうか、と心配してしまうが‥

 さて、町会の納涼大会での私の役割は「放送・広報係」である。会場で必要な放送機材の手配、セッテイング、配線。事前の町内広報活動である。朝10時ごろから、町会役員さんが総出で準備をすすめる。特に、監督がいるわけではないのだが、各々が自分のやるべき事を粛々とすすめる姿は素晴らしい。

 夜6時開始とともに、子供たちとともに、近隣町会などから来賓も続々と来場する。衆議院選挙の真っ只中なので、当然候補者たちも来場した。その行動様式が面白いので客観的な視点でお知らせする。

民主党新人:なかなか地域の輪に入れなかった序盤に比べて、役員、来賓席だけは挨拶をするようになった。ただ、実際の祭りの中で活動している模擬店などはまわらず。もったいない!

無所属元議員:長い落選経験からか、徹底したドブ板作戦。役員・来賓席から会場内すべてをまわり、握手攻め。このスタイルがいいとは言わないが、日本的投票行動に対しては極めて有効であろう。

自民現職:姿なし。

自民都議:落選可能性大との事前情報にもかかわらず、民主新人が民主現職の票をさらったお陰で再選。会場内すべてをまわり感謝の言葉をかけていた。

民主トップ当選新人都議:祭も終わり、後片付けの最中に来場。しかし、さすがトップ当選の知名度からか、町会役員、PTA役員など、声をかけられていた。

民主地元区議:普段は、ここぞとばかり着席して、お酌をしているが、流石に衆議院選挙の最中とあって、立ったまま「来たぞ!」とアピ−ルを忘れない。

 まあ、しかし、テレビの映像で首相経験者等が祭でハッピを着て、焼きそばを焼いている姿などが流されるにつけ、この国の選挙って、いったいなんだろうと思う。

 焼きそば焼いてくれたから投票しよう、いい人だから投票しよう、カラオケ歌ったから投票しよう、知人に頼まれたから投票しよう、よく顔出すから投票しよう、なんとなく投票しよう、美人だから、イケメンだから投票しよう。だから、変わらない!!

 嗚呼、三流の政治と嘆く前に誰が選んだのか考えよう。


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