いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2009年07月31日(金) 似合わない!いぬぶしオペラ鑑賞

 今日は、夜、地元のレストラン主催の「夏に贈る〜熱きオペラ」なる企画に参加した。これは、最近、地元のコ−ラスグル−プに入った妻の企みによるものだ。

 音楽や絵画など芸術的なことには、とんと興味のない私を連れていった理由は、単に「お会計係」のためである。

 しかし、実は私はオペラだけは「造詣が深い?」のだ。議員になる前「区民オペラを支援する会」の会長などというお役を頂いたことがあるからだ。これは、大田区オペラ協議会という団体が主催する「本物のオペラを安価で区民に」という趣旨に賛同する区民の支援団体だ。一生懸命がんばったのだが、「いぬぶしには向かない」という役員さんがいて、辞任することになった。

 私は何度も書いているが、音楽には興味がなかった。が、不思議なもので、本物に触れていると「耳が聞き分ける」ようになることを知った。本格的なオペラは大変な費用がかかるので、会では「レクチャ−コンサ−ト」という、ピアノだけでオペラと楽しんで頂く企画を何度も行った。

 当然、ピアニストも一流の方が来る。そんなある日、娘(当時小学生)のピアノ発表会に出かけた。ピアノの先生が最初に演奏をする。「あれ、いつも聞いているピアニストと違う!」と、理由はわからないが直観的にそう思ったのだ。米国で貧乏生活を送っていたとき、突然「英語がわかるようになった」ような、不思議な感覚だった。


 そんな訳で久しぶりのオペラは楽しみでもあったのだ。本格的なオペラの場合は、字幕で日本語訳がつくのだが、今回のようなレクチャ−コンサ−トには字幕はない。オペラ歌手の表情や振り付けで、その状況を想像するのだ。

 ビ−ルとワインもそこそこ飲んで最後の曲となった。拍手と「アンコ−ル」との声はかかった。が、オペラではよく見られる「スタンデイングオベイション」と「Bravo!」の声がなかったので、妻に「立つぞ!」と促し、スタンデイングオベイションを行った。

 以下「造詣の深さ」の一端をを披露する。

 Bravoは、男性の歌手単独の場合、複数の男性歌手や男女混合の場合はBavi。女性単独はBrava、複数の女性歌手にはBraveと、イタリア語は変化する。大体はオペラでは男女が舞台にいるので「Bravi!」とやるのが、ツウであろう。お試しあれ。


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