2009年07月18日(土) |
なんともお茶目な、学識経験者たち@蒲田グランドデザイン検討 |
最近の大田区役所は、やたらと「調査」だ「計画策定」だ、と騒いでいる。確かに行政経験豊富な前区長の長期政権当時は、調査などしなくてもトップダウンの「経験、勘、度胸」の施策のほうが、ヘボいコンサルより余程正確だったのかもしれない。が、政権は交代した。行政経験と組織での勤務経験のない、新区長にとって、新たな施策作りには、指針が必要なのはよくわかる。が、本当にこんなもんいるのか、という調査もある。
昨日の開発・観光対策特別委員会で配布された「蒲田駅周辺地区グランドデザイン策定基本調査」なる冊子を見て噴出してしまった。あまりにもお茶目なのだ。
「学識者検討委員会」と示された議事録にである。東京工業大学、千葉大学、ニッセイ基礎研究所など、お歴々がめんば-である。では、なにがお茶目か議事録の一部をご覧いただこう。
(委員長)このエリア内に工場はあるのか?
(委員)東京に住んでいても今日初めて蒲田駅に来た。蒲田を歩いた印象としては‥
(委員)私も東京出身だが、やはり蒲田には縁がなく‥
(委員)蒲田は周辺地区の、大森、羽田、品川、川崎等とどのように違うのか?
おいおい、冗談じゃないぜ。このレベルから「教えなきゃいけない」学識者に、蒲田のまちのグランドデザインを検討させるとは、お役人は何を考えているのだ。どうせ、事務局たる区職員と、それにゴマするコンサルの作った調査報告書の権威付けのための「学識者」だろうが、それにしても笑い話である。
当然、「学識者」には、費用弁償たる報酬が、パ−トタイムの時給の何十倍も払われているのだ、税金から。
嗚呼!!!痴呆自治!!!!!!!!
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