2009年03月26日(木) |
規則どおりの対応!すばらしい!@糀谷文化センタ− |
お役人は、規則と区民とどちらを尊重するか?我々フツ−の感覚では「区民」と答えるのだが、実は本音のところ「規則」が正解、いや、もっと正しくは「自分にとって都合のよい規則」となる。以前、車イスの老婆や松葉づえをついた女性が、区民センタ−アプリコのエレベ−タ−を使いたい、と懇願したところ「行事主催者からエレベ−タ−利用の申し込みがない」との理由で、使用を断られた、という好例を示した。その後、この施設の女性館長(大田区定年退職者)からは「常に柔軟な対応を心掛けている」という、詫びだか、言い訳だかわからない電話があった。しょせん、こんなものである。
さて、昨日も素晴らしい「規則どおり」の対応が、区施設であったので、お役人の生態観察上で面白いのでご紹介する。
日時:3月25日午後1時 底冷えのする土砂ぶりの雨 場所:糀谷文化センタ−・糀谷特別出張所 素晴らしい対応を受けた方:80歳を過ぎた女性区民Oさん 素晴らしい対応をした職員:上記2施設の職員
内容:Oさんは、この日、社会教育団体の総会のため、文化センタ−の和室を借りていた。ところが、総会で配布する資料のコピ−(全部で10枚)を忘れてしまった。取りに帰るのでは間に合わない。そこで、文化センタ−事務室を訪問し、事情を説明しコピ−をお願いした。ところが、応対した職員は、次のように「規則上正しい」素晴らしい対応をした。
センタ−職員「規則でコピ−はできない。紙を持ってくればコピ-してあげる。」
総会が始まっているので、あわてたOさんは隣接する、糀谷特別出張所に駆け込んで、同じ依頼をした。すると、なんと、「区民ニ−ズを理解し」もっと素晴らしい対応をしてくれた。
出張所職員「だめです。産業道路を渡ればコンビニがあるので、そこでとりなさい!」
この場所から、産業道路を渡るにはそこそこの距離だし、どしゃぶりの雨。ましてや高齢者である。
正しい対応:
文化センタ−職員は「本来は用紙をご持参頂くのですが、この天気ですし、今日はおとりします。後日紙をお持ち下さい。」と。
助けを求められた、出張所では「それはお困りでしょう。本来はできないのですが、所長に確認して今回は特別にとりましょう」とやるべきだ。
このように書くと、身内の保身こそミッションの上司は「そのような特例を認めれば、際限がなくなるので、正しい対応だった。」と言い訳するだろう。
嗚呼!!お役人様!!!
|