2009年01月30日(金) |
自転車駐輪指導員を「指導」せよ! |
世の中が雇用不安に揺れる中、区役所職員はまったく関係なく粛々とお仕事が出来る「恵まれた職場」である。入庁時には、トヨタだ、キャノンだ、ソニ−等の一流企業に採用された同級生を羨んでいた職員も、いまや「先見の明」に鼻高々ではないだろうか。
さて、区職員には60歳の定年があるが、そこでとまらない厚遇ぶり。65歳の年金支給までの間、「再雇用」「再任用」などの制度を用意して働いているのだ。もちろん定年前より給与は下がるが、それでも民間に比べたら厚遇である。
その「再雇用」の職場のひとつに「自転車駐輪指導員」というものがある。蒲田駅や大森駅で見かけるあの人々である。が、月、水、金の「大田区」と書いた帽子をかぶっている方々だけが「元公務員」で、それ以外の曜日にアポロキャップをかぶっているのは民間の警備員さんだ。
この指導員が、団体で歩道を我が物顔に歩くのは邪魔だ、との苦情が寄せられ、過日、所管課長に指導をお願いしたが、善処されていない旨の苦情が今朝入った。
彼らの前の職場は「技能職」と呼ばれ、給食調理員、用務主事、公園管理、清掃員などだったはずだ。歩道を一列に歩く訓練や、区民と接する機会のない人々である。これは上司が「教えてあげなければ」いけないのだ。そこで、下記のような依頼文をFAXした。
さて、さて来週から変わって下さるだろうか‥
南地域行政センタ− まちなみ整備課 課長殿 (写し:職員課長) 大田区議会議員 犬 伏 秀 一
自転車指導員の指導について
表記については、過日貴職あて通報し、改善のお約束をいただいたところでありますが、本日、同様の苦情が当職宛に寄せられました。
苦情の内容
1.大田区自転車指導員が、歩道上を横4列になって歩いていて邪魔で通れない。 2.ハンドポケットをしたり、公務員(区民の言葉)として見苦しい。 3.規則を守れないものが「指導」など出来るはずがない。
今、民間は大変な不況です。雇用もままならない状態です。そのような世の中で、定年後も安定的な雇用を約束されている再雇用職員が、このようなことでは到底納税者の理解を得ることはできません。
至急関係者を指導し、その内容を当職あてご通知ください。
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