2009年01月01日(木) |
新年あけましておめでとうございます、とは書けません! |
新しい年が始まった。無粋な公職選挙法は、公職にあるもの、または候補者となろうとするものが「時候の挨拶」を目的に、年賀状や暑中見舞いなどを出すことを「罰則なし」で禁止している。
選挙に金をかけないための制度であろうが、実態を知らない旧自治官僚が作ったのだろう。大田区の1万世帯に年賀状を送るツワモノがいたとしよう。1通50円として50万円である。
大した金額ではない。ところが、国会議員や都議会議員の新年会、忘年会にかかる「会費」は膨大である。ある衆議院議員は、1月中に300件の新年会をまわるそうだ。社会通念上許される「会費」は、公職選挙法においても認められているが、10分いるだけで5000円、というのは、はたしてどうだ。
5000円 X 300件、150万円である。なかには、ある業界団体のように、15000円と「会費」を明示するところもあるから、実際の額はもっと大きくなる。このほうがよほど、金がかかるのだ。
嫌なら行かなければいい、と思うのは候補者心理を知らないシロウトさんである。どんなに当選を重ねても、「次は落ちるかもしれない症候群」に皆かかっているのだから。
また、行かなければ行かないで「生意気だ」というのが、残念ながら、我が国の選挙民の一般的な感覚でもある。本来、政策を議論し、我が国の進むべき道を考えてもらうべき代議士が、新年会回りをする「先進国」は、なんとも情けない。
かく言う私は、住まい周辺の一部の新年会で、泥酔して顰蹙をかうのが、新年の恒例である。
本年も頑張ります!
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