いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2008年11月27日(木) いい仕事してますな!@子育て広場

 今日から第四回定例会本会議だ。ただ初日は開始時間が午後1時からなので、朝から国を憂いる地方議員の同志である福岡市の水城市議を区内施設にご案内した。彼は昨晩行われた「中山成彬はなぜ日教組と戦うのか」出版記念パ−テイで上京し、子育て支援などが所管の彼にうってつけの施設が区内にあることから「視察」願うことになった。

 それは、本年2月に新築オ−プンした大田区子ども家庭支援センタ−「キッズな大森」である。キッズなとは、子供の英訳である「キッズ」と「きずな」の合成語である。

 行政と地域が一緒になって子育ての問題や不安を解決しようという拠点である。実は、施設があることは知っていたが、実際に訪問するのは私も初めてだった。

 なぜか、特別出張所長(地域行政センタ−所管)が、支援センタ-所長(こども育成部所管)を兼務しているのは、いささか奇異だったが、懸命な説明には好感が持てたし、行政の建物とは思えない色使いなども、とてもいい。

 ハ−ドは新しいから、キレイなのは当たり前だが、その運営にも感心した。

 2階には「子育て広場」という自由に利用できるスペ−スが用意されており、子育て中の親子が、自由に会話をしたり情報交換を出来るようになっている。

 また、区職員である児童福祉の専門職が、利用者親子を「見守って」おり、態度がおかしかったり、子育てに疲れているようなお母さんに、声をかけ場合によっては別室で、会話をしながら問題解決の糸口を「一緒」に考える取り組みも行われている。

 区内各所にある児童館でも、同様の相談を受けることが出来るが、児童館は、どちらかというと「指導」の雰囲気があり、この広場は「子育ての仲間」という感じを受ける。

 担当の経験豊富そうな女性職員からは、今まで数ヶ月の様々な事例を説明されたが、多くの母親を窮地から救った活動には、久しぶりに「いい仕事」に出会った、と感動すら覚えた。

 1階では12月1日から開始される「一時預かり保育」開設準備のために、非常勤職員の方々が忙しく動いていた。これは、冠婚葬祭、レジャ−、息抜き、美容院など、いかなる理由であっても、お子さんを一時預かってくれる制度である。

 2日前までに利用登録をすませると、1時間900円で預かってもらえる仕組みだ。子育てに疲れたお母さんの、息抜きや、就職支援(面接)などに大きな効果が期待できる施策である。

 その他、子育てを支援する提供会員と、支援をして欲しい利用会員をコ−デネ−トするファミリ−サポ−トおおたや、子育て相談コ−ナ−、地域子育てコミュニテイの支援コ−ナ−など、充実した施設である。

 福岡の水城市議からは「素晴らしい!」と最大級の賛辞を頂戴した。我々が、行政視察で福岡市のような「政令市」に出かけると、その予算と規模の大きさに圧倒されるのが常だが、今回は「勝った」。

 子育てで悩んでいるお母さん、ちょっと息抜きをしたお母さん、お立ち寄りください。

大田区子ども家庭支援センタ−
(キッズな大森) 大田区大森北4-16-5 5753−1153
(キッズな洗足池)大田区上池台2-35-18 5754−7830
(キッズな蒲田) 大田区西蒲田7-49-2 5714−1152 


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