いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2008年10月05日(日) 子連れの結婚式inグアム

 今日から長男夫婦が新婚(?)旅行に出かけた。長男は大学の付属高校を卒業後、付属の大学への推薦入学を断り(入学時にオヤジと約束していた)他大学を受験したが失敗。超金欠(会社を倒産させた翌年)のオヤジを想ってか、陸上自衛官になった。

 後から聞くと「死ぬほど辞めたかった」という厳しい訓練に耐え、下士官(陸曹)の試験に合格した。と安堵しているさなか「出来ちゃった」のである。いや最近は「授かり婚」と言うらしい。

 地元の六郷神社にお願いして、クリスマスイヴに身内だけのささやかな結婚式をあげ、翌年バレンタインデ−の翌日には早くもコウノトリさんがやって来たのだった。

 新居は恐ろしいほどオンボロで古い官舎だったが、それでも幸せそうな長男夫婦と孫の顔を見るのは、私にとって至福の時間だった。そして、1年後新たな任地へ転勤し、借り上げ型官舎である民間マンションへ引っ越した。

 生活にも余裕が出てきたようで孫も1歳を超えた。ただ、親バカおやじの私にはひとつ気がかりなことがあった。それは、嫁さんに花嫁衣裳を着せてやれていないことだ。嫁は、息子にはもったいない程よく出来た女性で、グチも我儘も言わず子育てに専念してくれている。

 きっと花嫁衣裳を着たいだろうに、新婚旅行も行きたいだろう。でも忙しい長男を気遣って、一言もそんなことは言わない。それがかえっていじらしく申し訳ない。

 と、ところが神様はいるもんだ。私の妻の実家が、我が家の引越し祝いにとソファ−を購入してくれた。その家具屋さんで「感謝セ−ル」の福引抽選会をやっていたのだ。まず私、ハズレ。妻もハズレ。が、義母が引くと「カラ〜ン!カラ〜ン!おめでとうございます!」との声が。何が当たったんだろう。なんと、グアム旅行が当たってしまったのだ。

 そして、義母は「私達は暑いところは嫌だから」と長男夫婦へプレゼントしてくれた。なんという幸運。なんというチャンスだろうか。勿論、長男夫婦は飛び上がって喜んだ。

 親ばかオヤジは早速、海外結婚式専門業者をインタ−ネットで探し当て、申し込んだ。普段、陸上自衛官の制服にはなんの想いも見せていない様子の長男も「せっかくだから陸自の礼装でやれば」との私の提案を快諾して、タキシ−ドをやめ、日本から自衛官の礼装を持参した。

 明日には、子連れの結婚式をグアムのビ−チ沿いの教会で行う予定だ。オヤジも行きたくて仕方ないのだが、残念ながら議会中。きっと、多くのリゾ−ト客の祝福を受けることだろう。

 おめでとう!


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