先日の議会運営委員会開始直前に、同じ会派の荒木秀樹議員から電話があった。「会派離脱届」を提出したい、との内容だ。彼は会派結成当初から「ある理由」で、いつでも会派を解消する用意がある旨聞いていたので、さほど驚かなかった。が、だ。定例会開会中に会派の異動があると、えらく迷惑なことは、前回、自民党が3つに分裂した時に経験している。
幹事長会で再三「その迷惑と不見識」に言及してきたのに、まさか自分の会派が同じ轍を踏むとは思わなかった。慰留をしたが彼の意志は変わらない。彼のいい点でもあり、悪い点でもある「ピュア」の結果だ。
彼は、区職員が決めたことは「賛成」、議会の委員会で多数決で決まったことは「賛成」。そんなことよりも地元の意見を大切に行動するタイプである。質問も「ホ−ムレスネコ対策」「かわいそうな人について」など、感情に訴える、例えは悪いかもしれないが「寅さん」のような議員だ。
「寅さん」は、こうと決めたら一直線。譲らない。やむなく、本日の議員運営委員会において「会派解散」を宣言し、ただひたすら陳謝した。まったく冗談じゃないぜ!
年度当初の幹事長会では、なんとしても消防団運営委員会の委員になりたい荒木議員と総務財政委員になりたい奈須議員のために、どれほど頭を下げ、苦労したのか。嗚呼!!!
民主・自由・未来という会派の時も、一部議員が「耐えられなくなって」離脱。解散してしまった。そんな弱い精神でどうするのよ。議員なら耐えなさいって。
まあ、しかたない。それぞれの人生の責任は各人が取るのだから。お二人の議員の1年半にわたる会派運営へののご協力に感謝する。そして、新たな会派は、改革110番。どうぞよろしく!
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