いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2008年07月04日(金) 1年ぶりの制服@航空自衛隊招集訓練

 私は、航空自衛隊の予備自衛官である。これは、有事の際に現職自衛官だけでは我が国を守りきれないとの判断から、陸海空各自衛隊にある制度だ。航空自衛隊は現職4万人余りに対し、予備自衛官800人と少ないが、陸上は即応予備(年30日訓練)予備(年5日訓練)予備自衛官補(民間人)あわせて2万人以上を擁している。

 訓練は年間5日間で、勤務などの都合で連続して出頭できない者は、3日間と2日間に分割することもできる。私は本日から、石川県小松基地にある第六航空団での総合訓練に参加する。まずは、訓練招集部隊(自分の所属する部隊)である府中基地所在の防空指揮群に寄り制服に着替え、中部航空方面隊司令部のある埼玉県入間基地に向かう。

 入間基地は、もともと米軍が使用でいたものを、自衛隊が引き継いだもので、広大な敷地内には西武線の踏切まである珍しい基地である。この基地には様々な部隊があるが、大きなものは輸送航空隊である。イラクで活躍している航空自衛隊の輸送部隊も、ここの上級部隊である輸送航空団隷下である。

 さて、輸送航空隊のある入間に集結し、航空基地である小松に向かうのだから、当然、輸送機またはヘリを使う、と誰もが思っていた。が、現実(予算不足と燃料高騰)はそんなに甘くはなかった。予備役ごときに、飛行機を使えるか、ということだろうか。な、なんと小松までバスで移動だという。

 入間基地発13時、小松基地着19時。6時間の厳しい「移動訓練」に堪え、空自で最も良い訓練外来宿泊施設である「安宅の郷」にチェックイン。ここには、なんと戦闘機が臨める展望浴場まである。

 到着後は、明日から始まる厳しい訓練の「反省会」を基地クラブ(基地内でここだけは酒が飲める)で開催した。←もちろん自費で!


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