いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2008年06月01日(日) 業者さんの利益の為に(?)公文書非開示決定

 再三書いているが、密室で何度も変更が繰り返され、また、6社により行われたプロポ−ザルの選定も、区の意向を汲んだコンサル主導で、その意図通りの事業者に選定委員会の結論が導き出された『大森北1丁目開発』。

 議事録も開示しない、事前の調査報告書も一部非開示。北行政センタ−の移転の中止にいたる決定文書は『不存在』と、如何わしさを払拭できない計画である。

 そこで、いかに事業者に決定された丸紅株式会社の設計図書類が、コンサルの想定した図面と酷似しているかを明らかにするために『非開示』を承知で、公文書開示請求をした。

 そもそも、区議会議員が区政に係わる文書を『公文書開示』でしか入手できない、という大田区役所の体質はもはや二元代表制を維持できない『一党独裁』いや、正しくは『お役人独裁』と言ってもいいのではないだろうか。

 本当に『民間区長』を標榜するのなら、区役所の持つ情報は個人情報を除き、積極的に公開し、区民の審判を常に仰ぐ、という姿勢が本来であろう。文句を言わない者には公開するが、仲間じゃないと思われる者には公開しない、というのは民主主義とは言わない。

 さて、結果は14日間の期限ギリギリ(開示請求から14日以内に結果を通知すべき義務がある)に、『法人の事業を不当に害すると認められるため』という理由で全面非開示となった。



 え〜え〜!!!!!!!!!!!!!!である。大田区民68万人共有の財産をNTTと交換してまで入手した、大森の一等地を、一民間法人に50年間賃貸し、大田区の施設(出張所、図書館)が入居する計画の、事業者が区に提出した書類を区民に公開できない、というのだ。何故?????公明正大に行われた選定を証明する意味でも公開すべきであると思うが。

 理由そのままに受け取れば『大田区役所は、法人の事業遂行と、区民の知る権利を斟酌したところ、法人を護るべきとの結論に達した』と読めるのだが‥

 嗚呼、情報公開後進自治体か?『大田区』!!!!!!

 ご不審のむきは、都市開発課長03-5744-1341まで。



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