いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2008年05月30日(金) 平沼新党、品川で結党か???

 保守系政治関係の知人から『平沼新党の立ち上げがあるかも‥』と、会合のお誘いをいただき、昨日、大井町駅前の品川区の施設に出かけた。

 訳もわからず参加したこの会合は、日本国民フオ−ラムの名前で立ち上げられた保守系地方議員の団体の設立総会だった。そして、その最高顧問が『名誉ある無所属』平沼赳夫代議士だったのだ。

 壇上の並んだ全国の地方議員の顔ぶれは、長野で『日中戦争』を戦った同志や、集英社問題(南京事件の漫画)でご一緒したメンバ−など、おなじみが多かった。

 記念講演を行った平沼赳夫氏の要旨は以下。

先日、自民党の9回生の同期が財界相手に講演をするというので聞きに行った。すると、彼は『わが国の経済成長率はどんなに頑張っても2%を超えることはない。国の借金は849兆円もある。もはや消費税を上げるしかない。』というのだ。参加者した財界人は暗澹とした気持ちで帰ったに違いない。自民党の9回生でこの程度である。

国の収支は借金だけではない。確かに借金は849兆円ある。が、所謂バランスシ−ト、B/Sはどうか。外貨準備高は1兆ドルを超え、保険積み立て残高は260兆円。米国国債発行の30%90兆円を保有している。これらの資産勘定を差し引けば、実質的な借金は、GDPの50%、250兆円程度しかない。これは、EU諸国に並ぶ良い水準である。このことを、役人も政治家も言わない。

小泉政権は、5年あまり、爪に日を火を灯すような改革を行ってきた。結果、景気は良くなったか。ビル・クリントンが米国大統領だった時代、米国は大変厳しい財政状況だった。と言われた米国経済は、計上収支の赤字、貿易赤字という、双子の赤字と言われる赤字に苦しんでいたのだ。が、彼は増税をしたか。否、彼は、積極的に大幅な減税をしたのだ。

その結果、お金が回り始め、企業は投資を積極的に行い、消費も増え米国経済は好転をしたのだった。今、わが国が必要としているのは、消費税の増税ではない。大きな底力を持っているこの国の企業や国民の将来に夢を与える政治の働きである。

その意味で、本日のフオ−ラムの設立は意義深く、私も応援させて頂く。今、新党構想を慎重にすすめている。現在13名の国政候補者の支援をしている。ご臨席の地方議員の方々とともに戦っていきたい。

 続いて地元の松原仁代議士(民主党)が登壇。以下のように述べられた。

国が誇りを持っていないから、子供達が誇りを持てないのだ。この国の再建には、真正保守が結集しなければいけない。保守とは、あの連合国によるリンチ裁判、東京裁判を否定する歴史観を持てる人々のことだ。

そろそろ、金銭的なことにのみ価値を見出す国から、精神的なことを重んじる国、政治を取り戻さなければならない。

 このような、志高い人々が米搗きバッタのように新年会や祭りを回らないと当選出来ない『3流の政治土壌』は、憂いるべきである。結果、政権与党も民主党もポピュリズム(大衆迎合)に陥り、政策とも言えない様な議論を繰り返す。

 渇望!真正保守政党の復活を!!!





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