いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2008年04月20日(日) 大田区こどもガーデンパーテイ開催

 曇天の日曜日、区内各所で第57回こどもガーデンパーテイが開催された。これは、戦後の混乱期に遊び場のない子供たちに地域と行政が一緒になって楽しい一日を過ごしてもらおうと開催されたものが、今日まで続いている一大イベントだ。
 
 各会場ごとに作られた実行委員会が主体となり、大田区から支給される少ない予算のなかで、それぞれが工夫したコーナーを運営する。私の住んでいる六郷会場では、各町会、各小中学校、都立六郷工科高校、区立幼稚園、保育園、児童館、とんび凧の会、竹細工の会、ボーイスカウト、保護司会、消防団などがコーナーを運営した。

 PTAは各学校のテントを地域の方々が所有するトラックで会場まで運んでもらう。運ばれたテントは、実行委員やその場に居合わせた町会や他校の男性たちが協力して組み立てる、という具合に、まさに地域の力の総結集というところが、このイベントの大きな意義であろう。

 お客様たる子供たちは、各町会とPTAが協力して集め、会場まで引率するのだ。ただ、残念ながら、小学校高学年や男子児童には、いささか敬遠されてしまう傾向は時代の流れだろうか。また当会場は、同じ六郷という名前がご縁で交流が始まった秋田県六郷町(現在は合併で美郷町)の6年生児童が毎年参加してくれる。今年も23名の秋田の子供たちが参加してくれた。

 さて、会場では、早朝よりそれぞれの団体が総出で準備にあたった。プログラム委員というお役を頂いた私も、人手の足りないところを見つけてはお手伝いにまわる。

 普段力仕事とは縁遠い生活をしているので、流石にきつい一日ではあったが、人々が協力して、ひとつの事に取り組む光景は、とてもすがすがしい気分になる。ただ、そのボランテイア活動の現場を『絶好の広報の機会』とばかりに、挨拶まわりに集まってくる議員の姿は、私はあまり好きではない。

 強風と曇天ながら、区内全会場への参加者はなんと5万人弱。六郷会場では区内最多の8000人余りが参加した。事故もなく、天気もなんとかもち楽しい一日だった。準備にあたった皆さん、お疲れ様でした!


 < 過去  INDEX  未来 >


いぬぶし秀一 [MAIL] [HOMEPAGE]
 
↑今日の日記は気に入りましたか?
My追加