2008年02月23日(土) |
浪花節もいいけど危機管理も頼むよ!出張所長さん |
最近大田区職員の不祥事が相次いでいる。酔っ払って乗客をぶっ飛ばし逮捕。蒲田署の「ブタ箱」にいる間、有給休暇を妻に申請させた御仁。勤務時間中しか営業していない「職員専用の理容室(本庁舎9階)」に、勤務時間中に散髪に出かける職員。(営業時間からすれば当たり前か‥)夜間窓口で預かった戸籍抄本、死亡届計3通を紛失。さらには、お孫さんの通う私立幼稚園の藤棚を勤務時間中に、公費で買った材料と公用車を使い、おまけに同僚職員まで引き連れて修理する土木職員等等‥
そして、昨日は区役所の出先機関である特別出張所長(課長級)が、チェ−ンメールに騙されて、区役所内のコンピューター職員専用掲示板にチェンメールを掲載していまったのだ。内容はこちらから朝日新聞をご参照
このチェーンメールは、実は私にも知人から届いたていたのだが、あまりにも稚拙な内容(昭和医大でこの程度の問題が起こるとは思えない)だったので、気にも留めなかった。以下、私に届いたメール全文である。
至急できるかぎりまわしてくださいm(_ _)m知り合いからきたメールです[↓]私の知人の三歳の子が急性リンパ性白血病になってしまって、昭和医大に入院してるそうです! RHマイナスB型の血液不足にて手術受けれない状態で、誰かRHマイナスB型の方いませんか!?是非協力おねがいします!1人の幼い子の命がかかっていて、とても危険な状態だそうです!最寄りの献血センターで献血できるようなので、是非是非協力おねがいします!分からないことあればいつでも連絡ください!よろしくおねがいします!! 私の友人○○○○さんの携帯090××35×28×なかなかない血液みたいで、私だけの人脈だと間に合わないのでおねがいします よろしくお願いします。
人の良い○○特別出張所長は、このメ−ルを見て、すぐさま区役所文書管理システムにある職員掲示板に掲載したのだ。ご丁寧に上記のメールに次のような文章まで追加して。(13時頃掲載し、15時頃気づいたらしく削除された!)
『協力お願いします。詳しくは○○出張所まで』
特別出張所長というのは、町会や青少年対策委員会、消防団など地域や区民と直接係わる国であれば大使館のような役目を担っている重要な部署である。その所長さんが、チェーンメールの真偽すら確認しないで職員用掲示板に転載するとは、管理職の危機管理意識を疑ってしまう。
まあ、百歩譲って今回は『善意の発露』であったことが幸いだが、国家公務員から地方公務員まで『お役人の発信情報でも疑って!』が当たり前になってしまっては困る。大田区管理職の情報管理、危機管理意識の再認識を強く望む。
しかし、『民間区長』になってから不祥事が増えたような気がするが、単なる偶然だろうな‥
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