いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2008年02月22日(金) じじバカ、税金で孫孝行!by大田区土木職員

 区役所というのは毎日ニュースソースに事欠かない所である。本日のあきれた珍事は、大田区の緑地事務所に勤務する土木職員が、税金で勤務中に孫孝行をした、というお話である。

 話のきっかけは、1本の区民からの電話だった。

犬伏センセイですか?実は、私立○○幼稚園で、区公園課(注:そのような部課はない)の職員さんが、藤棚を作ってくれたそうです。私も子供を私立の別の幼稚園に通わせているのですが、作って欲しいのですが‥

 そんな訳はありません。と即答したが相手は譲らない。名前を言われた幼稚園を所管する地区の土木公園事務所はすでに廃止、民間委託されているし、この3月末まで残っている公園、緑地事務所の職員が「所管地区」を超えて「お仕事」をする訳がないからだ。

 調査する旨約束して、早速○○幼稚園に電話をしたが、園長が不在でわからない。では、正面突破、多摩川緑地管理事務所に電話し所長に、その仕組みを確認すると、なんと意外な「仕組み」が明らかになったのだ。近隣住民、関係者の話を総合すると概ね以下のような事件だ。

 今月初旬、孫のの通う○○幼稚園の藤棚がみすぼらしいことを気にした、大田区土木職員たるお爺ちゃん。こともあろうに、勤務時間中に同僚合計5名(所長は2名と言っている)と、公用車で、税金で用意されている工具類を使い、税金で購入した竹材などの材料を使い、立派な藤棚を完成させたのだ。

 有給休暇を取得し、技能系職員として会得した技術を使い、孫のために自費で藤棚を整備した、というなら「美談」だったのに、とんでもない公金詐欺になってしまった。

 数年前に、六郷、萩中両土木事務所の日報を抜き打ちで閲覧しに出かけて、土木事務所の「無法地帯ぶり」に驚き、この廃止を訴えたのだが、まだ改善されていなかった。ちなみに、この職員の当日の日報は「グランド整備」と書かれているそうだ。

 本年3月末日をもって、この事務所も廃止され、職員は学校用務か清掃職員として再出発するのだが、せっかく取得した技能を活かせる再挑戦の道はないのか?と昨年議会で質問しただけに、とても残念な事件である。

 関係者(特に、管理職)に対する厳正な処分、再発防止策、材料代、公用車使用料を含む費用弁償等、今後の対応を監視していきたい。

嗚呼!!!!!
公務員!!!!!!!!!!!!!!


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