2008年02月06日(水) |
公開で公明正大な業者選定だった@駅前再開発 |
昨日の日記に、大森北1丁目開発事業者選定委員会の委員の名簿が公開されない、と書いた。同様のケースで、私が理事をしている糀谷駅前地区再開発準備組合という組織がある。
これは、京浜急行連続立体交差事業に伴い、糀谷駅前広場を整備し、周辺の密集した住宅地を第一種再開発事業(組合施行)により整備しようというものだ。
平成8年に研究会が発足。当初は、大田区が選んだ都市開発コンサルタントが派遣されていたが、どうも住民のほうを向かず、大田区の意向ばかり気にする。そこで、理事会において解任し、新たなコンサルを公募した。
我が国を代表する設計事務所をはじめ4社が名乗りをあげた。事前の資料提出、各社20分ずつのプレゼン等、すべて理事全員出席の公開の席で行った。そして、その結果を数値化したところ、誰が見ても納得できる数字を得た会社と契約をした。
そして、いよいよ昨年は事業協力者を選ぶ段になった。この時も同様に、スーパーゼネンコンを含む10数社に意向調査を行い、参加意思のある会社に書類提出をしてもらい、それに基づき質問を作成。最終選考に残った数社をやはり、理事全員で面談審査して、これも数値化。1社に決定した。
再開発準備組合の理事長以下、理事は全員「民間人」であり、シロウト集団である。そして、全員の氏名は公開されている。が、このように誰もが納得する公開の方法で業者選定を行うことが出来るのだ。
私は、この選定に係わるまで、提案型(プロポーザル)の業者選定などデキレースだろう、と思っていた。が、この2件の業者選定は、なんと公正だったか。誇らしさすらある。それは、お役所が絡まなかったから、とは思いたくないが‥
大森北1丁目開発も、すべてを公開し、正々堂々、公明正大な業者選定を行うべきである。不祥事が続いた防衛省の「倫理規程啓発」のパンフレットの表紙にはこうある。
あなたの、その仕事、家族に誇れますか?
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