2007年06月14日(木) |
まだまだだな〜企業の環境意識by携帯某社の場合 |
使用している携帯電話の充電式電池がすぐ切れるようになってしまった。常に充電をしていると、電池の寿命が縮むとは聞いていたが、購入後1年もたっていないのにまいった。
そこで、貯まっているポイントを使って、新しい電池を電話会社に依頼した。その荷物が昨日到着した。やけに大きなダンボールの箱に不信感をもちつつ開封したところ、以下のような光景だった。
箱の中には、溢れるばかりの緩衝材(発砲スチロール)が入り、その中に小さな箱があり、それを開けるとさらに小さな電池(写真右上)が出てきたのだ。電池の前にある円形の物体は、大きさを比較するための5円玉である。
この大きさであれば、定形郵便やメール便でもすむはずだ。緩衝材も多すぎる。また、大きな箱にすることにより、トラック便の本数も増え、CO2の排出量も増える。受け取った家庭から包装物がゴミとして排出され、自治体の負担も増える。
ただ、どんなに小さな荷物でも、その包装の大きさを、いくつかに標準化することにより、コストダウン(人件費や、区分けのテマ)は確実に図れる。従って、コストダウンによる企業利益追求というミッションのもとでは、この包装は「正しい」。
しかし、今、企業は利益追求だけでなく、CSR(社会的貢献)が求められている。その意味からも、環境に配慮し、いま少し、工夫ができないものだろうか。
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