2007年04月08日(日) |
あちゃ〜鳩さんが卵を産んじまった |
私は、現在100世帯以上が入居する集合住宅の6階を賃貸した住んでいる。集合住宅には、共同生活をするために我慢がある程度必要だ。特徴的なのはペットである。エレベーターに犬を鎖もせずに乗せている愛犬家を見ることもあるが、犬嫌いの方への配慮が欲しい。(私は名前からしても犬大好き!)
我が家でも、つい先日困ったことがあった。鳩のカップルがベランダでちょくちょく談笑(?)するようになったのだ。ご近所から「犬伏さんちで鳩を飼っているらしい」と管理人さんい苦情があった。飼っていた訳ではないが「黙認」をしていたのは事実だ。階下や隣人には「糞害」があったのだろう。
さっそく、ベランダの不用品などを片付け「愛を語れなく」した。すると、巣と思しきものが出てきて、なんとその中にミイラ化した鳩の稚児がいたのだ。さっそく、多摩川の河川敷に土葬したが、死んでいるとも知らずに「子育て」をしていたのだろうか。その後、いらないCDをぶら下げたり、糸を張ったり自衛策をこうじていた。
ところが、昨日、私が墓参で留守の間に、お隣から「お宅のベランダの隅に鳩がいて、隙間からつついても動かない。死んでるんじゃないか」との連絡があったと妻が言うのだ。
あわててベランダを捜索すると、またあった。なんと、巣の中には卵が二個あるではないか。母鳩は、必死に威嚇をする。健気である。さてどうしよう。動物保護法では、むやみに野鳥を捕獲したり、卵を破棄することを禁じている。しかしだ、共同生活の隣人との関係は重要である。自問自答と、家族会議を経て出した結論は「お引越し」である。
妻に100円ショップで、竹製のザルを買って来てもらい、鳥目になった夜、巣ごとザルに乗せて、安全な別の場所に移動するのだ。はたして、母鳩は環境が変わっても、卵を温めるだろうか‥一抹の不安はあったが、会合から帰宅した深夜決行した。
大変な騒ぎを想定していたが、意外にも「お母さん」は落ち着いていた。 ザルに移して、階段を下り、昼間の間に下見をしておいた場所に移動する間「悪いな。頑張るんだよ!」と語りかけた。酔っていたからか、彼女の目は「大丈夫」と言っているような気がした。
そして、今朝。心配で様子を見に行った。と、地面に小さな割れた卵が落ちているではないか。孵化していない鳥も見える。巣も見当たらない。ああ、どうしたのだろうか。ネコにでもやられたのだろうか。と周囲を見回すと、酔っていたので場所を間違えた。
少し離れた場所に、お母さんはちゃんと卵を抱えて凛として巣を守っていた。発見した卵は別のものだったようだ。よかった!よかった!頑張ってね。
しかし、「母性は先天的なものではない。富国強兵の軍国主義が母性を先天的だと教育した」とバカなことを言っているフェミニスト達に聞きたい。この母鳩に「母性」を教育した「軍国主義者」は誰なのか。
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