2006年11月24日(金) |
区政調査費問題で目黒区議会大荒れ |
報道によると、公明党目黒区議6名全員が、会派に支給された区政調査費に不適切な使用があった、として辞職した。これは、区民オンブズマンの監査請求受理を受けてのもので、自民党区議(議長)についても監査請求が出されている。
この問題では、品川区議会の自民党区議団が、カラオケやらキャバクラに使用していた、として東京地裁から返還すべきとの判決が出ている。目黒区では、カーナビ購入、車の車検代など、頭をかしげる使途が並んでいる。
大田区では、使途明細(現金出納帳のようなもの)に、領収書の原本を添えて、議長に報告。議会事務局職員が、領収書の使途と金額をチェックして、領収書のみ会派に返して保管することになっている。車検代など、このチェックで通るわけがない、と思うのだが。
さて、そこで、来週からはじまる第4回定例会に、私を含む何人かの区議で、この区政調査費の収支報告書に領収書の写しを添付する条例改正案を上程する予定である。今までは、領収書はチェックが終わると、各会派に戻されてしまい、区民の開示請求に対して「開示する」義務はなかった。そこで、写しの添付を条例で義務付ければ、領収書も開示対象になるわけだ。不適切な使用の抑止効果は必ずあるはずである。
ところが、この領収書添付の条例改正案には、生活者ネットワーク2名、共産党8名、緑の党1名、そして私の12名のみが、共同提案者となっており、自民党系会派、公明党、民主党の三会派は、賛意を示さない。お役人には、情報の公開を迫る議会が、自らの情報開示について「控え目」なのは問題である。何か添付出来ない理由があるのだろうか‥
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