2006年08月30日(水) |
若年性認知症発症@北海道 |
実は、一昨日から北海道方面に行政視察というのに行って来た。議員になって、色々「お役人の無駄遣い」を指摘してきたが、「隗より始めよ」足元の、こいつも変えなくてはいけない。
5つある常任委員会が行政視察を年1回行うのだが、それぞれ、2泊3日で、費用が一人10万円(日当を含む)。そして、概ね、夏は北海道と、相場が決まっているのも問題だ。
昨日の行程は、昼すぎの飛行機で女満別空港へ。そこから、路線バスで人口13万弱の○○市へ行き、市役所で説明を受ける。中心市街地活性化だの、商業活性化事業などだが、特別目新しいものではない。いかに、国の補助事業を活用するかが、地方都市の悩みであると感じた。夕方には、宿泊ホテルへ戻り、入浴。食事。
翌日は、ゆっくりジーゼル列車(!)で、1時間かけて、次の、○○市へ。ここは、別の委員会で3年前にも来たことがあったが、その時も議長さんが「借金も多くて、大田区から来られても、お見せするものは何もない」と、歓迎の挨拶をされた。
市税収入が年47億円余りなのに、起債が年21億円。民生費の支出が年45億円なのに、公債費(借金返済)が年51億円。この数字は厳しい。東京の税金を地方で使わなければならない訳が理解できる数字だ。
ここでの調査事項は、起業支援、ものづくり支援策などだが、大田区の同様の施昨策の「先進性」を確認しただけだった。市役所を後にして、3年前と同じ「全国的に有名な観光施設」を「視察」してホテルへ。翌日は、都内某区の議員がくるらしい。毎日迷惑だろうな‥
毎年、視察に参加した、多くの議員が「改善せねば‥」とホンネでは思っているが、結局、事務局のお膳立てした行程に沿ってまわってくる。どうせなら、堂々と温泉宿にでも泊まって、観光したほうが「効果」があると思うが、温泉があっても、あえてビジネスホテルを使い、観光地には、なるべく行かない。
議員8名、事務局職員2名、合計10名。しめて100万円也。はたして、その費用対効果はいかに‥‥訪問自治体や調査事項の選択と「行政視察」の意味を、真剣に考える必要がある。でないと、受け入れ側の市職員と、大田区職員双方に笑われてしまう。
まあ、しかし、今回受け入れて下さった自治体のご担当者の皆さん、同行された区職員さん、お疲れ様でした。問題提起とは別に感謝申し上げる。(なお、視察自治体名は、相手の名誉のため○○とさせて頂く。)
さて、その視察で、忘れ物を3件。ひとつは、初日のホテルにYシャツと、カミソリ。出発後に連絡があったが、Yシャツは価格800円の使い古し、カミソリは新製品の試供品だったので、捨ててもらった。
そして、今朝。北海道は大雨だったので、コンビニで、399円のビニ−ル傘を買った。ほんの、数分、空港行きのバス停まで使って、バスの車内に忘れてしまった。
ちょっとヤバイかも‥
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