2006年07月25日(火) |
ご苦労様!陸上自衛隊イラク復興支援隊帰国 |
本日、第10次イラク復興支援隊の最後の280名が、無事羽田空港に帰国した。この間、延べ5000人を超える陸上自衛官がイラクに駐留し、日の丸のついた迷彩服で、危険と隣り合わせの中、復興支援にあたった。
平成16年1月の派遣から、サマワの宿営地を狙った攻撃は合計14件にものぼり、隊員たちには「なぜ、復興支援に来ているのに狙うんだ」という思いもあったに違いない。
第2次支援復興群長は、平成16年8月10日の宿営地への攻撃の際「海外で初めて武器を使う指揮官になる覚悟」を決めたという。そして、何事もなく迎えた翌日の朝礼で緊張する隊員を前に以下のように語ったそうだ。
日本海海戦の東郷平八郎連合艦隊司令官は運が良かった。部隊の運、不運は指揮官で決まる。俺は運がいい。みんな運がいい人間についてきている。だから、全員を無事連れて帰る。
このような多くの優秀な現場指揮官のもと、陸上自衛隊は無事任務を終了して帰国した。その派遣にあたっての法整備は、些か拙速の感もあったが、いまやそれは問うまい。ご苦労さん!
サマワの人々の心には、清々とした我が国自衛官の支援活動から、日本への感謝の思いが末長く残るであろう。そして、きっと、20年後、30年後には、あの戦争がウソのような平和な街が育っているに違いない。 それにしても、組合の反対を理由に、最後までチャーター機の運航を渋っていたJALは「撤収」を言い訳に、今回は引き受けたらしい。 National Flag Carrier(その国を代表する航空会社)の名前は返上せよ!
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