いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2006年07月11日(火) 無事「娑婆」に生還しました

 本日で、平成18年度予備自衛官第二次招集訓練が終了し、「娑婆」に戻ってきた。自衛隊の若い隊員それも、基地や駐屯地内に住んでいる隊員(営内隊員という)は、一般の社会を憧れをもって「娑婆(しゃば)」と呼ぶ。今回の私の環境は、まさに「娑婆」に帰ってきた、というのが正直な感想だ。

 訓練にむかった先は、茨城県百里基地。最寄の駅までタクシーで20分以上。周囲5キロ圏内に飲み屋はない。

 不謹慎かもしれないが、久しぶりに会う仲間と、部隊近隣の飲み屋で懇談することも、訓練招集の醍醐味なのだが、百里ではそれが出来なかった。ただ、唯一、基地クラブという「恐ろしくレトロ」な居酒屋が基地内にあり、ここには毎晩出没していたが‥(土日休むな〜!)

 今まで、何十年も招集訓練に参加しているが、今回ほど、訓練日程がハードなことは初めてである。訓練実施部隊(第7航空団)の「Capital Top Cover!首都防空」の心意気を感じた。

 特に興味深かったのは、2日目に行われた「防衛教養」の座学。周辺国の軍事情勢、当航空団の行った緊急発進(スクランブル)の概要、テポドンについての解説など、報道や政府発表にはない、生情報には国際情勢は「奇麗事」ではない緊張感を感じた。残念ながら、仔細は書けない。

 年に一回の招集訓練だが、防空の最前線の空気を感じる度に、日々の平穏な日常が、多くの防人達の努力により保たれていることを感謝せざるを得ない。
 
 Thank you for your kindness, 7 wing !


↑主力戦闘機 F15-J
 

 


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