いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2006年07月03日(月) おめでとう!かだ由紀子滋賀県知事ご当選

 昨日、滋賀県知事選挙が行われ、大方の予想を裏切って、新人のかだ由紀子さんが当選された。対立候補は、現職2期で、なおかつ自民党、公明党、民主党の推薦を受けた候補者であり、誰が見ても磐石な選挙だったはずだ。

 かたや、かだ候補は、京都の大学教授で、特段の支持母体もなく、唯一社民党だけが推薦をきめた。

 前回の滋賀県議会選挙では、自民党が156,522票、民主党が63,654票、公明党が13,965票を獲得しているので、今回の選挙では、これら推薦政党の支持者も、かだ候補に投票したことになる。

 大きな争点は、新幹線新駅の建築など大型公共工事凍結か否かであった。すでに、着工されている新幹線新駅を凍結するというのは、現実的ではないと思うが、県民の選択は「NO」だった。

 この新駅は「地元の強い要望により」実現したらしいが、大体、お役所の言う「地元」というのは、怪しいもんである。お役所べったりの「○○会長」やら、「△△商工会会長」さんなんていう肩書きの方々の意見=地元の意見、としてしまうのだから‥

 かださんのマニュフェストを、インターネットでプリントアウトして見た。あっという間に、用紙切れランプが点灯。なんと、総ページ数32ページのマニュフェストであった。個々の内容については、さておき、県民が身近に感じている問題について、解りやすく、自らの政策を解説しているのは好感が持てる。我が国選挙も、いよいよ「マニュフェスト時代」に入ったのかと、嬉しく思った。

 かださんの、マニュフェスト全体を通じて述べている言葉それは「もったいない!!」高度成長の日本人が、いつからか忘れていた言葉である。

 今後、定数の2/3以上が野党議員という県議会の会派構成の中、大変な県政運営が待っていることだろうが、多くの県民の信託を背中に、信念を貫いて頂きたいものである。

 おめでとうございます。新滋賀県知事誕生!!


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