いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2006年06月30日(金) 見て見ぬふり‥出来ないんだな〜

 私は、多分、区議会議員48名のうち、110番通報と119番通報の件数が一番ではないか、と自負している。生まれて49年で、50回ではきかない通報をしている。(数えた訳ではないので、正確ではないが‥)

 一番ハデな事故は、糀谷駅前の不動産屋さんで雑談をしている時のことだ。突然、すさまじい金属音がして、電車が車を引きずってホームに入ってきたのだ。すぐさま、不動産屋さんの社長に110番通報を依頼。私は、119番をした。踏み切りに立ち往生した乗用車の運転手が、車を置き去りにして逃走したことが原因だった。不動産屋さんは、警視庁から表彰され、119番の私は何もなかった。

 まあ、何もなかったことはどうでもいのだが、それ以降も、よく事件、事故に遭遇し、110番通報をする。練馬の交番警察官殺害事件では、現場にあった「緑色の軍手」は、自衛官に配られるものだ、と捜査本部に通報し、現物も提供した。その後、元自衛官が逮捕された。

 先日も、大田区職員がバイクで公務移動中、タクシーに接触され転倒した現場に遭遇。路上に倒れている職員から所属を聞き、所属課に救援を依頼した。

 そして、本日は、徒歩で駅に移動中、空き缶を自転車に山ほど積んでいるオジサンが、突然転倒し、バス通りの横断歩道に寝込んだのを目撃した。
調布での約束には、地元の駅から乗車するギリギリの時間だったが、オジサンの頭すれすれに通行する車両をみて、放置できないと判断。オジサンに話しかけた。

 どうやら、オジサンは、泥酔していて、ふらふらと転倒したらしい。しかし、バス通りから移動する気配はない。私の説得にも応じない。止む無く、蒲田警察署の代表電話から最寄の交番に転送(警察電話は、所轄から交番が内線になっている)してもらう。

 警官が来るまで、オジサンの命の保証はない。しかたなく、現場で待機。ほどなく、警察官が到着。事件性はない旨、そして、私の名刺をわたし、やっと解放された。結局、待ち合わせには30分おくれてしまった。

 先日の、セレブ美容外科医長女拉致事件は、若い女性の通報と、宅配便運転手がナンバーを詳細にメモして通報したことが、早期解決の原因だった。
「無関心社会」と言われて久しいが、色々な現場で、一人が「勇気を出す」と、多くの善良なる市民は協力してくれる。それは、何度も経験していることだ。

 ただ、最初の一人になること、これは勇気のいることだ。これからも、最初の一人に常になる覚悟で、街を歩こうと思う。

 


 < 過去  INDEX  未来 >


いぬぶし秀一 [MAIL] [HOMEPAGE]
 
↑今日の日記は気に入りましたか?
My追加