いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2006年06月01日(木) なんちゅう委員会作っているんじゃい!@都議会

 議会というのは、実は『和を持って‥』という場所らしいことが、7年間議員として活動してきて、やってわかってきた。喧々諤々議論をするところではなく、お役人と仲良く、議員同士も和気藹々、区政を共に語るところ、らしい。そこに、私のような、おかしいことはおかしい!と直球で攻める者が入ってくると、両者とも違和感を感じてしまう。

 面白かったのは、長年『与党会派』として、お役人と良好(?)な関係だったある会派が、幹事長が代って、『是々非々』極めて論理的に区政の問題点を追求するようになった。すると、与党会派だけに議会前に行う『議案説明』を、お役人がしてくれなくなったのだ。はっきり言って、それ程のものではないが『仲間だよ』という、友好関係確認の儀式としては重要なのかもしれない。あんたらは、味方ではないみたいだから、説明してあげない‥ということだろうか。なんとも可愛らしいではないか。

 同じようなことが、東京都議会でもおこっている。都議会には、な、なんと、後藤雄一都議の調査活動等に関する調査特別委員会、というあきれた委員会が存在する。

 後藤雄一都議というのは、知る人ぞ知る『お役人の天敵』。世田谷区のパン屋さんが、パンのチラシの余白に『世田谷のインチキ』を暴露するようになり、同志を区議に送り、ご自身も都議2期目を務められている。

 ところが、この方の調査活動は厳しく問題点を追求していくので、呑気な都庁のお役人は、たまったものではない。多分、ある面では、石原知事より扱いにくのではないだろうか。そして、与党会派の都議さんにも、余計な存在に映るだろう。なにしろ、都議の公用車まで尾行するは、他の都議が見つけられない(見つけなかった?)事を、どんどん白日にさらすのだから。

 こいつは、お役人と一部都議の共通の敵だ!とばかり、なんと前述の特別委員会を作ったのだ。まるで、東京裁判の如き、リンチ委員会ではないか。

 まあ、後藤都議は、こんな委員会、どこ吹く風とばかり、相変わらず厳しい調査活動を続けられているだろう。そして、都民、有権者は、どちらを支持するか。言うまでもない。今、都議会がすべきは、こんな委員会など開催しないで、通常の委員会までお役人にコントロールされている原状を改革することだろう。(都議会は委員会も質問を事前に通告するのだ。)

 ガンバレ後藤都議!負けるな!


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