いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2006年03月31日(金) お前の看板は、違法だが、許しを請えば許可する@東京都

 経営している店舗に、東京都第二建設事務所なるところから、文書やらデジカメで撮影された店舗の写真などが郵送されてきた。

 どうやら、この店の袖看板が、都道に若干出ていて、道路法に基づき道路占有の申請をせよ、とのことらしい。さらには、占有面積が2平方メートル未満なので、占有料は免除になる、とも書かれていた。

 悪法も法なりであるから、指示通り申請書を郵送すると、しばらくして『道路占有許可書』なる書類が届いた。平成22年3月31日まで占有を許可する、と書いてある。そりゃ、どうもです!

 しかしだ、よく考えるとバカらしい制度である。この調査にかかる費用、許可に要する稟議書のハンコに、書類を作る東京都の役人の人件費、紙代、郵送費。無駄じゃないだろうか。

 お役人と7年の付き合いになるので、彼らの言い分はわかる。多分『看板等の状況を適切に把握し、道路管理上の資料とする‥』てなことだろう。まあ、万一看板が落下して、事故がおきても適切な許可申請が出ていた、と言い訳が出来ること位しか、合理的理由は見当たらない。

 勿論、占有料が必要な大形看板は、料金が入ってくるのだから、ある程度の時間と経費は止むを得ない。が、2平方メートル未満で、占有料が免除のものは、逆に『申請も不要』としてしまえば、日本全国、道路管理を担当する、お役人の仕事が減って、違う『重要なお仕事』が出来るのではないだろうか。

 それよりも問題なのは、許可を取ろうが、取るまいが、その看板の安全性は誰も審査していない。


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