いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2006年03月28日(火) 人事異動に思うこと

 長い長い予算議会も本日最終日。普通、最終日は2時間もかからず終わるが、今回は国民健康保険や診療報酬の変更の厚生省告示があったため、最終日に議案上程、即日委員会審査、議会運営委員会開催、本会議再開、と6時近くにやっと閉会となった。

 日本中の自治体でこの時期、定例会をやるのは、厚生労働省のお役人も知っているはずである。それを、こんなギリギリまで告示を出さないなど、国は何を考えているのだろう。介護保険や障害者自立支援法もそうだが、厚生労働省のお役人の『無能ぶり』が目につく定例会であった。

 最終日に印象的だった出来事2つ。

1つは、再三褒めているが、自民党湯本議員の最後の一言。多分、その前までの部分は会派の意見で、誰かが書いた文章を読んでいるのだろう。最後は、こうしめくくった。

人が暮らしているのは、規則のためではありません。規則は、人がくらしていくためのものです。

 いいこと言うな!

 さらに、平成18年度予算案が賛成多数で可決された瞬間、区長が起立して我々に最敬礼された。過去、おじぎはあったが、最敬礼は初めて見た。恐縮です!

 これも再三指摘している、些かおかしい共産党さん。一般会計には反対して、職員厚生資金特別会計には賛成。おかしいじゃん!職員厚生資金の歳入は、一般会計から繰り入れられている。論理的に矛盾している。相変わらずである。

 そして、昨日部長級にだけ渡された『管理職人事異動』の一覧が議会にも配布された。いつも、この人事異動は興味深く拝見している。それは、この巨大な組織のトップが、何を基準に仕事を評価するのか、どうのような言動を嫌うのか、さらには、どのようなパワーバランスが区役所に存在するのかがよくわかるからだ。

 今回の人事異動では、課長級1人と部長級1人に、そのことが如実に出ていて解りやすかった。課長級の方は、閑職に、部長級の方は区役所の外へ出された。

 もし私が公務員だったら(だったこともあるが‥)、きっと永年閑職だろうな。

 恐るべし人事権!


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