2005年12月13日(火) |
地域活性化等特別委員会視察@大阪市 |
本日と明日、2日間の日程で、地域活性化等調査特別委員会の視察で大阪に来た。
午前中は、大阪市経済局の大阪産業創造館を視察した。ここは、中小企業支援の中心的施設で運営は財団法人が行っており、仕組みとしては、大田区産業プラザと同様のものだ。
ただ、実際に業務にあたっているのは、民間人スタッフで、1年間のミッションを渡し、それが達成できないと、翌年雇用しない、という公務員では到底できない厳しいモチベーションを与えている。
そのせいか、非常に活発な活動が行われており、昨年度の施設利用者34万人、メルマガ発行3万部、新規商業者162社、売り上げ増65億円、という実績を残している。
さらには、ネーミングが「お役所的」ではなく、とてもいい。例えば、施設のパンフレットには「儲かるネタの宝庫」とある。以下、一例をあげる。
なにわあきんど塾、ビジネスプラン鑑定団、うりうり教習所、売って儲ける社長道場、あきない虎の巻、いろはに創業等など…
堅苦しくなく、名前だけで内容が理解でき、思わず参加したくなる、絶品である。行政のサポートもさることながら、きっと、自信に満ちた笑顔の担当部長さんの「属人的努力」が大きいのだろうな、と痛感した。
行政が、組織としてシステムとして「活性化」することは、ひょっとしたら無理なのではないのだろうか。以前書いた、和光市役所にせよ、中小企業庁にせよ、ここ大阪にしても、先進的な行政組織には必ず「キーマン」が存在する。
はたして、大田区には、その人財がいるのだろうか…
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