2005年11月25日(金) |
西村議員を地検が聴取?金正日⇒官邸が動いたな |
昨日ゴミ屋敷で泥まみれ、ゴミまみれになっていると携帯がなった。ある新聞社の記者からだった。●●町会会館疑惑事件(?)の取材かな、とおもいきや、なんと西村真悟代議士についてだった。
どうやら、代議士のホームページに私のことが「同志」と掲載されていたようで、取材したいとのこと。ゴミ撤去後に区役所の応接室で取材に応じたが、長靴が汚泥で汚れていて、議会事務局職員に注意され、靴下で廊下を歩くはめになった。
記者によると、本日、大阪地検が西村代議士から事情聴取するというのだ。おかしい!事件は、代議士の弁護士事務所(代議士は弁護士でもある)の元職員が、解雇後も弁護士活動を行っていた、という弁護士法違反である。
たかがと言ってはいけないが、この程度の事件で、地検特捜部が動くだろうか。以前、警察幹部から「大きな山をつかんで、いよいよとなると地検が持っていって自分の手柄にする」「さあ、おおもとに踏み込むぞ、となると地検から、もうその程度にしてください、とのお達しがでる」などのボヤキを聞いたことがある。
また、新生党、新進党、自由党と同じ政党だった他の区の区議が、対立候補がいる選挙区で都議選に出馬(落選)したところ、運動員買収(運動員の学生に時給1000円を払った)という罪で、20日間拘束されたことがあった。このときも「大きな力」が動いたらしい。弁護士も検察も「この程度で」と本人に語っていたという。 さて、では、今回の「大きな力」は、なんだろう。邪推の粋を出ないが、官邸だと思っている。
西村代議士といえば、北朝鮮に拉致された家族の皆さんの精神的支えの最たる方だ。拉致問題がマスコミにクローズアップされて以来、突如テレビカメラの前に出てきた多くの国会議員とは、活動の量といい、思いも格段の差がある。
金正日が最も嫌う国会議員の一人だろう。そして、日朝国交正常化を自らの時代に実現したい小泉政権にとっても、邪魔者である。他には、安倍、中川両代議士がいるが、いずれも閣僚として政府内にいるので、これには手が出せない。では、野党でもあるし、西村をやつけよう、そう思ったのかもしれない。
だとすれば、恐ろしい国だ。北朝鮮の手先が総理大臣官邸にいるなんて! もし、私が、軽犯罪法違反(立ち小便)や、駐車違反で、東京地検特捜部に事情聴取を受けたら「ああ、やっぱり」と思っていただきたい。
(後日追記) なぜ、金正日が?とのコメントが寄せられたので、私の邪推の元を記すことにする。それは、3年前の大阪高検三井環公安部長の逮捕劇に始まる。検察の裏金疑惑をテレビで実名告発する6時間前の、微罪(住民票不実記載)での逮捕。11ケ月の拘留には、後藤田代議士を通じ、総理大臣、そして飯島秘書官が援護した、というのが通説である。
そこで、検察は官邸に大きな借り(組織を守ってくれた)ができ、今回、日朝国交正常化の大きな敵(?)である西村代議士を、なんとか拘留し議員辞職に追い込みたい、という官邸の要望を受けて「借り」を返そうとしたのだろう、と思えるのだ。
以下、当時(三井公安部長逮捕)のネット記事を再掲する。
03.6.3 ビデオニュース・ドットコム「検察を告発する元高検公安部長」:
******ビデオニュース・ドットコムからのご案内****** 検察の裏金疑惑を告発した元大阪高検公安部長三井環氏が 外人記者クラブに登場 (ビデオニュース・ドットコムはこの会見の模様をノーカットで無料放送中です。)
三井環(みついたまき)氏は、秘密捜査に使われるための調査活動費が、検察庁幹部によって裏金として飲み食いに使われていた実態を、初めて現職の検察官として告発した元大阪高検の公安部長。氏は2002年初頭、大阪高検公安部長当時、実名での調査活動費問題の告発を決心し、マスコミ各社と接触を始めていた。そして、いざテレビ朝日の『ザ・スクープ』で鳥越俊太郎キャスターのインタビューを受けることになっていた4月22日の早朝、「捜査情報を教える見返りに、元暴力団組員から高級クラブで接待を受けた」、などとして逮捕され、11ヶ月間、保釈も認められず拘留されてきた。
この逮捕を受け、法務省は三井氏を以下のような理由で、懲戒免職にしている。<2002年5月10日法務大臣コメント> http://www.moj.go.jp/SPEECH/COMMENT/comment0104-002.html
調活費をめぐっては、仙台市民オンブズマンが2001年から検察庁の資料を情報公開請求して調査を始めていて、2001年10月には、「調査活動費は裏ガネとなっていた疑いが濃い」と発表。続いて同12月には週刊朝日、続いて週刊文春が追及に乗り出し、2002年の初頭にはマスコミ各社が動き出していた。
こうした中、実名で内部告発の意思を固めた大阪高検の三井環公安部長に対して、マスコミ各社が接触を始め、国会では、民主党の菅直人代表が、マスコミ報道を受ける形で国会で政府を追求する動きを見せていた。しかし、大阪地検は22日朝、マンションの登録免許税を不正に免除させた詐欺容疑など、現職の検察公安部長を逮捕するには余りにも不自然な容疑で、三井部長を強引に逮捕している。実に鳥越氏のインタビューの6時間前だった。
11ヶ月間の拘留を経て今年2月に保釈された三井氏は、検察との真っ向勝負の姿勢を崩していない。 http://www.videonews.com/asx/fccj/060303mitsui_300.asx
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―― 三井氏は記者会見の最後に、潔白でない検察が時の内閣との間で捜査上の駆け引きが起これば、内閣に『借り』を作る結果、内閣の思う通りの捜査をやらせる『国策捜査』を生む、と指摘する。これまで聖域であるかのようにその犯罪が大きく報じられる事のなかった検察や司法の体質改善には、国家性善説に基づく内閣の査証よりも、国民への開示と国民による批判が必要だと私には思われる。――
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