2005年04月15日(金) |
政敵「いぬぶし」?いえいえ小者ですよ |
区議会のレベルでも、会派間のつばぜりあいは結構あるものだ。一人会派だったころは関係なかったが、いざ、委員長やら副委員長というポストに関係する会派に所属すると、それは痛切に感ずる。
前回の議長、副議長選挙では、我々「民主・自由・未来」の7名は、自民党内の勢力争いに加担することを避け、独自に議長候補をたて、投票した。さらには、その騒動とは無関係だった公明党の副議長候補にも投票しなかった。議長は自民党、副議長は公明党、という議会内の「掟」を破った(共産党もこの掟は守る)「罰」として、私の「都市整備委員長」と、岸田正議員の「こども文教副委員長」就任は、シナリオまで配られていたが、ナシとなったのだ。
その後遺症は、その後一年間続いている。その風あたりは、止まることがない。兎に角「民主・自由」の発言、特に、私のそれには、異論を投げてくる。前回書いた、ペットの斎場についての異論も、同僚議員が首をかしげる凄まじさだ。
まあ、こちらも実質的な審議内容に影響のない問題については、譲歩したり、とぼけているが、どうしちゃったの?と心配すらしてしまうことさえもある。
今日は、都市整備委員会で、私の「フツ−の感覚」での要望に反論があった。 以下、その概要である。
私:都営住宅の募集パンフレットを区民に7階まで取りにいかせるのは、電気代 (エレベーター)と時間の無駄だ。1階の受付におくべきだ。土日は1階にお いているではないか。 課長:説明が必要なので、平日は所管課の窓口においている。1階におけるか検討 する。 私:ほとんどの人が説明など受けていない。説明が必要な人だけ7階にあがればい い。土日には1階においているのだから問題ないだろう。それとも、土日だけ 説明がいらない合理的理由があるのか。 反論議員:責任を所管課で持つ意味から従来どおり、7階におくべきである。土日 は緊急的なものだからおいている。平日1階で説明できなければ、また、イン ターネットにかかれてしまうから…
どちらの論点が「フツー」かは、読者諸兄にご判断頂きたい。そして、区、都、国と確実に公明党は行政に対する発言力を伸ばしていることも理解いただきたい。(マニフィスト実現NO1は事実だと思う)
私は、公明党が政策実現のため、議員数を増やしている事、また支持母体の創価学会員が、地域の町会やPTA役員を率先して受けていること。さらには、区役所から、都庁、国の官庁の管理職、さらには検察官にいたいるまで、支持層を広げていることについても疑義を提起する気は毛頭ない。
それが、民主主義と法令に基づき、適法に行なわれている限り、何ら問題はない。それよりも、政治に無関心、宗教心もない一般人のほうが、余程、問題があると思っている。悔しかったら選挙に行け!とすら言いたい。
そして、自らの政策実現のため、議会において政敵を蹴落とす「謀議」「術策」は、おおいにすべきことであるとさえ思っている。仲良しこよしの議会、緊張感のない議会は、有権者の信託に応えられないばかりか、役人にさえバカにされる。
これからも、物議をかもす議論を戦わそう。そして、議場を出たらShake hands!それが大人の関係だ。
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