2005年03月23日(水) |
JR乗客1000人缶詰150分@蒲田〜大森間。CSなしの国鉄さん |
長い長い予算特別委員会も残すところ2日。議会に行くと、荒木秀樹議員が区議会議員のヘルメットをかかえている。この議員は、消防団員でもあり、常々「現場第一主義」で区内をスパーカブで走りまわっている、いいヤツである。
今日は何事か聞いてみると、知らぬ間に大田区で大事件が起きていたのだった。彼によると、今日午前9時半頃、JR京浜東北線の蒲田〜大森間で送電が止まり、電車の中に約1000人が缶詰になり2時間半後に、蒲田駅で解放された。そして、その報を聞き、彼と元消防官の金子富夫議員の2名が、蒲田駅にかけつけ救助の手助けをした、というのだ。
いやはや、りっぱである。以前、大田区議有志が新潟地震の際「大田区議会救援隊」と大書した紙を貼った車で、現地に行ったことがあるが、この時は、おおいにあきれたものだが、今回は、りっぱ!りっぱ!
区役所から100mも離れていない、蒲田駅の惨事に即刻駆けつける行為は、素晴らしいと思う。
それに比べて、JRの情けなさよ。蒲田駅から500mの地点。すぐ道路に出れる場所である。「安全確認が出来なかった」ため、乗客を線路に降ろさなかったらしいが、2時間半も確認できなかったのだろうか。
確かに、この路線と平行して、東海道線が走っている。しかし、その電車を一時止めて、乗客を職員の誘導で、踏み切りから一般道に誘導することは出来なかったのだろうか。
面倒なことして、せっかくマトモに走っている東海道線を止めなくても、責任問題にはならない。万一、乗客を線路に降ろして、責任取らされたらたまらない、運行指令がそう思った、と感じてしまうのは私だけではないだろう。
平成13年秋に、私は史上初の東北新幹線停電事故で新幹線内に5時間缶詰になる経験をした。一体、JRの危機管理とはどうなってるんだ。同時に、CS(顧客満足)は?
この4月1日から、わが大田区役所にも、危機管理部長と危機管理課長が新設される。はたして、そんな危機対応能力のある人材が区役所にいるのか、という疑問が残るが、大田区内で起こるあらゆる危機に対応すべく頑張って欲しいものだ。 はやりにのった、管理職のポスト増にならぬよう願ってやまない。
GOOD JOB! 荒木、金子両議員!
|