いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2005年03月05日(土) まただよ!大田区教育委員会隠蔽体質by異常性教育教師

 お役人のDNAに「隠蔽体質」というのがあることは再三指摘していることだ。聞かれもしないことは、たとえ知っていても報告しないのは,お役人の常套である。その中でも、学校や教育委員会指導室の隠蔽症候群(そんな言葉があるのか…)はウルトラCである。

 修学旅行中のセクハラ教員、酔っ払って自転車窃盗教員、政治団体の役員に就任した教員、成績を収めた記録媒体を紛失した教員、給食費をチョロまかした教頭、担任する子どもの母親に怪しいメールを送る教員等など、今まで大田区で隠蔽された事案または、公表が異様に遅れた案件は書き切れない。

 そして、またまたやってくれましたナ。本日の報道によれば、大田区立中学校の男性教員(42)が先月24日に行なわれた期末試験で、1年生男子生徒に対し「受精をするための男性器の必要な長さについて。勃起した時のながさ」などとする設問を設けた。さらに、3年生女子生徒には「あなたは、何歳で性交すると思いますか?相手はどんな人でしょうか?」とのアンケートを実施した。

 もうバカか!としか言えない。こんな教員が20年間も教壇に立っていたかと思うと恐ろしくなる。大田区には以前、過激な性教育で御馴染みの性教協の幹事である女性教員が区立小学校に勤務していたこともあり、先般も公立学校の性教育に関する資料を要求したところだった。その際、教育委員会指導室は「不適切な事例はない」と胸を張っていたのだが…

 もっと頭に来るのは、先日の教頭の給食費ピンハネ事件と同様に、議会への報告はない。昨日の区議会こども文教委員会では、一言も触れられなかったそうだ。相変わらずの議会軽視は腹がたつ。「30人学級を作れ!」という共産党の主張について議論していたそうだ。30人だろうが、100人学級だろうが、こんな教員に教えられていては、まともな教育は行なえない。かえるべきは、学級の人数ではなく、教員の質の向上だ。

 そう言えば、自転車かっぱらった教員は、M区に転出して、なんと管理職試験(教頭,校長になれる資格)に合格されたらしい。素晴らしき教員の「機会均等人事」くわばらくわばら!

 報道においても、また、今後慌ててするであろう「議会への報告」でも、教員の名前はプライパシー保護を根拠に伏せられる。いつもだ。こんな教育をされた、子ども達の心や、まともな公教育を望んでいる保護者の権利はどうなるんだ。

 書いているうちに腹が煮え繰り返って、教育委員会事務局次長と指導室長の自宅に電話をしたが、お留守だった。まさか、のんびり休養ではないだろうな。

18:19追記:夕方に帰宅されたお二方より電話を頂いた。それによると、昨日、初めて教員本人を呼んで事情を聞いたので、来週11日には議会委員会に報告しようと考えている、決して隠蔽するつもりではない、とのことだった。
であれば今後、今まで何十年も都教委が泳がして来た「ボケ不適切教員」は、すべて大田区で切る覚悟で臨んで欲しい旨伝えた。

なお、お二方の電話のちょっと前に、議会こども文教委員会各委員の自宅、携帯電話に指導室長から、慌てて上記事態の説明があったそうだ。


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