2005年02月16日(水) |
時給1万円?消防団運営委員会委員報酬 |
区議会議員のうち、交渉会派(所属議員3名以上)の議員は、23ある付属機関等の委員に「区議会議員」として委嘱されることになっている。一人会派だった5年間は関係なかったが、会派の一員となった今年度からは、その一員になることができる。
ところが、当時(H16.5)に我が会派に割り当てられた人数では全員が委員になることが出来なかったので、都市整備委員長就任予定(選出日に降ろされる!詳細は5/26の日誌参照)の私と、こども文教委員長予定(同様に降ろされた)の岸田議員は遠慮することになった。
その後、二人の議員が会派を離脱されたので、岸田、犬伏が、その二人に委嘱されていた委員に就任することになった。私は、消防団運営委員会委員になり、本日その会合に出席した。
運営委員には、区長を委員長として、都議会議員2名、元都議、町会関係者などが「学識経験者」として、また現職の消防署長、団長らが選出されて、総勢21名の陣容である。
今回の審議は、特殊技能を持っている消防団員が有事に効果的に活動するための方策について、である。消防団員は、生業を持ちながら、日々訓練にはげんでいただいているボランテイア(非常勤の地方公務員)であるが、さまざまな特技をお持ちだ。それを有事に生かそう、という発想でまことに結構なことだと思う。
笑ったのは、共産党の議員から「有事とは?」という、TPOをわきまえない質問だ。有事は有事だよ!とヤジってしまった。
午前10時に始まった委員会は11時半には終了した。委員会開始時に、入り口の出席簿に署名捺印をすると、なにやら封筒を渡される。「消防団運営委員会委員報酬」と書かれており、¥16,910(所得税徴収済¥890)とある。
1時間半で¥18,000の報酬、時給12,000円になる。町会関係者など一般区民の方が、お仕事を中断してこられることに報酬を払うことは理解できる。しかし、都議や、区議は、区政、都政に関して意見を述べることは本来の仕事であるはずで、昨日も、今月分の報酬をいただいたばかりで、さらに報酬を頂くべきだろうか。他の付属機関も同様で、年間200万円以上が支出されている。
さっそく、総務課法規担当に「辞退できるか法的に検討してほしい」と依頼した。議会に一回行くと支給される6,000円の費用弁償の廃止などとともに、お役人の無駄使いを監視すべき議員自らが「隗より始める」べきだと思う。
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