いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2005年02月07日(月) 4日の間に同じ町内で大火事二件!

 早朝、またまた消防車のサイレンが聞こえる。寝床で聞いていると、すぐ近くでサイレンが止まった。ベランダからのぞくと、数百メートル先から煙が出ている。不謹慎ながら、生来、火事とケンカとお祭りは、何を差し置いてもかけつける性格なので、すぐさまパジャマ(一見、体操着)の上にジャンパーを着て現場に駆けつけた。

 またまた、と書いたのは、先週4日金曜日の早朝4時頃、今回の現場より私の家に近い公共住宅10階から出火したばかりだったからだ。こちらは、独居老人が、タバコをゴミ箱に捨てたことが原因の火災だった。

 罹災したご本人は親族のもとに引き取られていったが、問題は、周辺のお宅だ。階下は水浸し、上階は煙のすすだらけ。到底、住めないだろう。

 大田区では、火災で罹災された方には見舞金を所管の特別出張所がお届けすることになっている。また、区内に罹災者用の緊急宿泊施設も用意されている。ところが、火災の上述したような二次的被害者への支援策は用意されていないのだ。

 わが国は、失火については重過失以外は火元の責任を免責している。それは歴史的な背景もありやむを得ないとしても、二次被害者の公的支援を基礎的自治体として考慮する必要があると思う。

 さて、現場は騒然としており、目前で木造2階建ての元社員寮が焼け落ちていった。消防隊員が懸命に延焼防止と消火活動にあたっている。誤解と非難を恐れず言えば、火災現場における、消防官の「火」との戦いは、いつもながら感動する。自らの生命を賭して区民の生命財産を守る姿、涙すら出てくる。

 ご苦労さん!ありがとう。

 幸いなことに、この建物は現在空家で誰も住んでいなかったそうだ。であれとすれば、不審火か。乾燥し、火がつきやすくなっている季節。人々の心まで乾燥しないよう願いたい。

追記:そういえば、可哀想なのは大田区六郷出張所長。消防署から区役所当直そして地元所長というルートで連絡が入る。彼は、上池台のご自宅(現場から7,8キロはある)からチャリンコで駆けつけるのだ。(管理職だから手当はなし。多分)


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