2005年01月22日(土) |
大企業はお役所と一緒@N通運の場合 |
中小企業の社長さんと名刺交換すると、「24時間対応します」とか自宅の電話を書いてあったり、携帯を記載してある方が多い。それだけ、緊急時に対応する、ということだろう。
かく言う私も、旅行会社を経営していた時には、全社員の名刺の裏と会社の留守電に「緊急連絡先」として自分の携帯を公開していた。真夜中に「JRの切符をお願いしたい」などという電話がたまにあったが、このことにより、ケアレスミスを未然に防ぐこともできたと自負している。
さて、今日はあの鳥さんのマークでおなじみのN通運さんの危機管理のひどさについて。
朝、娘が「すごい、空飛ぶヒモだ!」と、6階にある我が家のベランダから騒いでいる。外を見ると、白いビニールの紐が数十メートルにわたり空を舞い、東電の送電線と隣の一戸建て住宅のアマチュア無線用の大アンテナにからまっているではないか。
早速、その紐の出所をさぐると、同じマンションの8階から出ていることがわかった。8階に行くと、引越し作業中で、作業員の梱包用の紐が空を舞っていることがわかった。作業員に「この紐どうなっているかわかってるの?」と聞くと、無言で紐をたぐる。紐は切れて、アンテナと送電線にひっかかったまま。
なんじゃい、その態度は。104で地元の支店に電話を入れると「どこの車かわからない」と、住所も聞かないでまるで他人事。さらに頭にきて、上位であろう品川支社に電話。呼び出し音は鳴るが出る気配なし。そこで、今度は本社へ。女性の留守電で「月曜日の営業時間におかけ直しください」ときた。あらあら。
N通運といえばわが国を代表する会社で、旅行部門もあり、緊急事態もあり得るだろう。その支社、本社がこの有様。ちなみに、大田区役所も以前はそうだったが、今では休日夜間は代表電話から宿直室につながるようになった。
えい!どいつもこいつも!仕方ないので、東京電力に電話をして対応を依頼した。さすがにこちらは土曜日でも、肉声の女性が応対して「ご連絡ありがとうございました」と。
図体が大きくなると、役所と変わらなくなるようだ。危機管理ができなかった好例は、三菱自動車であり、雪印である。ライバルの猫ちゃん運輸さんは、きっと電話に出るだろう。(←ためして見たら、やっぱり出た。流石!)
頑張れお役所仕事、鳥さん通運!
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