2004年11月06日(土) |
天皇、皇后両陛下が新潟中越地震被災者へお見舞い |
天皇、皇后両陛下が新潟県中越地震被災者を見舞われた映像が放送された。多くの被災者が感激に涙していた。
私は、天皇陛下について『現人神』などと言うつもりはない。しかし、2000年以上その系統が明らかな、わが国伝統文化、精神文化の『象徴』であられることは確かだ。そして、そのお立場は、普遍であるから、総理大臣や何とか局長などとは比較にならない。
人は、精神的な痛手を負った時、温かい言葉だけで、どれくらい癒されるか、私自身、倒産経験でよくわかっている。一家離散の危機、会社崩壊、毎日裁判所からの『特別送達』が届く毎日に、一言の励ましがどれほど力になったことか。
その意味からも、天皇、皇后両陛下という、一般人にとって『非日常』の方からのお見舞いは、どれはほど嬉しかったろうか。また、精神的に、どれほど癒されただろうか。
また、被災地での交通、警備に支障がないようにと、マイクロバスで移動されている、お姿は、本当に頭が下がる。被災者が暮らす体育館では、スリッパを脱ぎ、跪かれるなど、国民と同じ目線にある皇室を全国民に知らしめた。
陸上自衛隊のヘリから降りられる時には、直立不動の姿勢で敬礼する隊員に、お言葉をかけられていたお姿も印象的であった。
日々、脚光を浴びることのない、警察、消防、自衛隊などの公務員は、命を賭けて、その職務にあたっている。その心を支えているのは、『誇り』である。天皇、皇后陛下の、これらの人々へのお言葉は、彼らにとっては、大きな励みであり、名誉であると思う。
不敬と僭越を承知で、謹んで申し上げる。
天皇陛下、皇后陛下、ありがとうございました。
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