2004年09月21日(火) |
やれば出来るじゃん!お役所もプロ野球も… |
区議会議員になって5年半になった。この間、多くの『お役所の掟』と戦ってきた、と自負しているが、その戦いの根源は『出来ない理由を探す』お役人特有のDNAであった。
民間でも使えない社員に共通しているのは『いかに出来ないか』を、説明する能力に『優れている』点だが、お役人の場合、それは、『基礎的能力』と言ってもいいかもしれない。何しろ、敬語が使えなくても係長にはなれるが、『出来ない理由』を的確に、区民や議会、上司に説明できなくては、係長は愚か、主任主事にもなれない。
さて、本日『出来ない理由』を排除した決定が二つあった。ひとつは、例の区役所二階のレストラン『くすの木』。110坪の一等地をタダで使っておきながら、15時閉店という愚行を行っていたが、本日までに『17時まで開店』を約束せよ、との私の申し出を受諾した。ふ〜!長かったな。担当のお役人も『人件費が出ないんじゃ仕方ない』という『出来ない理由』に納得し、区民共有の財産を遊ばせていたのだ。10月1日からは、17時まで、どうぞ、新生『くすの木』にご来店頂きたい!
もう一点。これは区役所には関係ないが、プロ野球の新規参入問題だ。あの団体の『いい訳』も、旧態然としており、お役所なみだった。やめたい球団がひとつあって、新規参入した企業が2社ある。認めて審査すればいいのに、来季は間に合わない、の一点張りだった。それが、今日『加盟料60億円を廃止、ライブドアについては公正適正に審査』との結論を出した。
なんだ、やれば出来るじゃん!
大昔(25年前!)かなり勉強させて頂いた上智大学(私が通ったのはSophia Community College)の名物教授、渡部昇一氏はこう言っている。
人生でたったひとつ大切なことがあるとすれば、『出来ない理由を言わない』ことだ。1ケ月でいい、3ケ月、1年と、あなたの人生でこのことを試してみて欲しい。きっと人生が変わるはずだ。(要旨)
名言である。お役人もプロ野球経営陣も、どうか『出来ない理由』を言わずにお客様(区民)のために『いかにしたら出来るか』を考え続けて欲しい。きっと、あなた自身(お役人や経営陣)にとっても、人生が変わるはずだ。きっと…
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