いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年09月17日(金) 敬語の試験はないんかい?大田区の係長さん

 お役人と話をしていると、社会人として当たり前の敬語が話せない方が多いのに驚く。一番多いのは、対外的に身内への尊敬語の使用。

 議会や委員会で、課長や部長が『ただ今、区長さんがおっしゃったように…』と、当たり前に使っている。読者の中には、お役人もいて正解がわからないといけないので、民間の方には失礼だが、正解を示す。正しくは『ただ今、区長が申し上げましたように…』である。

 また、電話のあたり前の会話。『こちらこそ、お世話になっています』と、電話で答えるお役人の割合は、30%以下。うそだと思ったら、区役所に電話して『いつもお世話になっております』と言ってみて欲しい。返ってくる回答は『ハイ』が七割だ。(代表電話の交換手は民間人なので除外!)

 さて、昨日は医療機関の事務長さんから、福祉職員の応対が悪い、とのクレームを頂いて、ある地域行政センター生活福祉課に出向いた。応対に出たのは、男性係長と女性係長、それにケースワーカーさん。私と事務長さんが名刺を差し出すと、両係長は、ぶきらぼうに片手で受け取る。

 さらに、女性係長は、自分の名刺を、まるでトランプでもするように、机の上に出す。あらあら、まずは、ここであきれた。その後の男性係長の言い訳もひどい。

『いや、その件は○○さん(部下のケースワーカー)がいなかったので、●●係長(女性)にお願いして、やって頂いたのです。』

 思わず言ってしまった。
『あなたたち、可哀想に、名刺の受け取り方、出し方、敬語の使い方、という社会人としての基本を教育されないで係長になってしまったんですね。もし、あなたたちが私の部下なら、絶対に係長にはしませんよ。せめて、敬語ぐらい民間レベルにしてくださいね。』と。

 また、今回のクレームの原因は、民間での仕事の基本である『ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)』が出来ていなかったことにある、と指摘し『八百屋でほうれん草買って、庁舎内につるしてでも徹底して欲しい』と要望した。

 嗚呼、さわやか区役所、また夢の夢!


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