2004年09月15日(水) |
小泉さんよ、ブラジルで泣かないで北朝鮮で泣けよ! |
報道によれば、中南米を訪問中の小泉総理大臣は日系移民との懇親会で『そんなに望郷の念が強いのか』と語り、号泣したという。なんとも能天気なおっさんである。
様々な事情があっての移民であったろうが、基本的には『自由意志』で南米に移民された人々ではないのだろうか。勿論、実際に移民した場所が、とんでもない荒野だったり、筆舌に尽くし難い努力の結果、ブラジルの社会に溶け込んだことは賞賛に値するだろう。しかしだ、イラクの人質と同様に『自由意志』で行ったのだ。さらには、経済的な問題はあるだろうが、自由に祖国と往復できることも保証されているのだ。
では、小泉首相は、北朝鮮で泣いたか。拉致家族の前で『そんなに望郷の念が強いのか』と泣いたか。否、泣いていない。北朝鮮に拉致された、100名を超えるわが国民は『意思に反して』北朝鮮に拉致されたのだ。祖国との往復もできず、『死亡』などというデマまで流されているのだ。今、この瞬間も『強い望郷の念をもって』北の地にいるのだ。
9月17日は、犯罪者のボス金正日が日朝首脳会談で『拉致犯罪』を認めてから二年である。そして、未帰還者全員救出のために経済制裁発動を求める緊急国民集会が午後6時30分から九段会館で行われる。どうか、小泉首相には、ここに参加されて、ブラジルで流した涙の数倍の涙を流し、本気で拉致された同胞の奪還に尽力して欲しい。
真の国家になるためにも!
|