2004年09月10日(金) |
離党なら除名だ!「自由」がない?民主党 |
今、私が所属している議会内会派は「民主・自由・未来」という。区議会民主党5名が分裂しそうになった時に、私(自由党)と、金子富夫氏(未来)が合流して出来た会派だ。スタート当時は、ギスギスした時期もあったが、今では和気藹々、真剣に議論する良識会派に育ちつつある。
そして、7月だっただろうか、民主党所属のある区議さんが、民主党を離党した。離党の理由は色々聞いているが、それは一方からのみ聞いたことで真偽を確認していないので、ここでは書かない。
彼は「別れた女に、別れた理由を一々言うようような男になりたくない」と、民主党東京都総支部連合会(通称、都連)に「離党届」を配達記録で郵送した。ところが、地元からその情報が都連に漏れていたようで、都連はその郵便を開封しないで、地元大田支部に転送した。
大田支部では、何度も会合が持たれ「事情聴取」のため、元都議が「特使」として区議会控え室で、区議を待ったが、彼は会いたくないと、拒否。そこで、大田支部では「除名」をチラつかして翻意を計ったが、彼は除名で結構、とつっぱねた。
やむを得ず、地元支部は民主党所属の残った区議4名に「彼が除名になったら、会派を一緒にいることはまかりならん」と通告してきたらしい。党籍と議会内会派は別物ということがわからないのだろうか。
まあ、凄い政党だな、というのが私の感想だ。ヤクザの世界と何ら変わらないじゃないか。そもそも、除名などという言葉は軽軽しく口にすべきではない。政治家にとって、除名とは最大の処分で「離党」することで除名なら、民主党と自民党の国会議員は、相当数が離党経験者だから「除名」になっていなければならない。
離党した区議本人も、あまり頑なにならないで、説明くらいしてもいいとは思うが、まあ、それも出来ないほど腹にすえかねたものがあったのだろう。
結局、本人も「ケジメ」をつけるために、民主党本部に事情を書いた「離党届」を再度郵送したらしい。支部としては、来年実施される、都議選への思惑もあり、当分この離党劇は幕になりそうもない。
大丈夫かね「政権交代」して…
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