いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年06月11日(金) 質問の効果か!役所内のレストランが激変?いえ間違い

 昨日、一般質問で、区役所2階のレストランの接客がヒドイ。家賃タダで、あのひどい接客なら出てってもらいなさい、と言った。それを聞いた同僚議員、役人が面白がって、レストランの出かけていった。質問した責任上、本日午後1時半から30分、知り合い二人と出かけた。

 レストランに入ると、違う店に来たのではないか、と思うような「いらっしゃいませ」の嵐。運んでくるときも、「お待たせしました」普通のレストランでは、当たり前の行為が、ここでは素晴らしいことなのだ。いやはや、よくぞ一日で変わったものだ。さっそく、5階の職員課の担当副参事(課長級)に、「感動した」と報告にいった。

 その後、その話を議会事務局でしていると、若手議員二人が見に行きたい、という。2階に行くと、顔見知りの役人も「お茶」はしないが、どんなに変わったか、一緒に見たいという。まるで、ガイドさんになったような気分で店内に入る。一時間前に来た、同じ店だ。

 あれ?誰も出て来ない。「いらっしゃいませ」も、勿論ない。ついて来たお役人も、議員たちも「え、ぜんぜん変わってないじゃない」という顔だ。食券を買いにいくと、バイトのお兄ちゃんが出てきて、か細い声で「いらっしゃいませ」おお、いつもの、以前と変わらない、あの店じゃん。

 お役人は、あきれて帰ってしまった。ちょっと待ってよ。変わったんだから‥(なんで、弁護しとるんじゃ)同僚議員が、可哀想に思ってくれたらしく、コーヒーを奢ってくれた。彼が頼んだ、ホットケーキは、バターが融けない程冷めていた。やはり変わらないな〜

 談笑していると、老夫婦と小学生位のお孫さんが入って来た。時計を見ると、午後3時5分すぎ。ここの営業時間は、区との契約では5時までだが、「人件費が出ない」との理由で、最近3時閉店に変更された。(区も認めた)さて、5分過ぎて入ってきたお客を、この店はどうするか‥

 三人は、スゴスゴと出て行った。断られたのだ。我々は、その後、15分以上その店にいた。この場合、心ある店は「もう閉店ですが、どうぞ」と、笑顔で迎える。すると、お客と店の序列は逆転し、客は「申し訳ないな」と思い、次は時間内に来よう、とも思う。ところが、断ったので、彼らは二度とこない。クリームあんみつを楽しみにしていた、お孫さんに、お爺さんはきっと、こう言った。

 「ごめんな。ここは、お役所がやっているので、もうダメなんだって。よその、感じの良いお店に行こうネ」と。

 店長さん、そして担当のお役人さん。お店は、値段を下げればいいんじゃないんですよ。笑顔と、元気のいい「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」それだけで、どれ位、売り上げがあがるか。

 そして、行く度に、その対応が違っていてはダメなんです。従業員によって違っていてもダメなんです。来週も行くから頑張って!


 


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