いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年06月09日(水) お願い!あの事は議会で言わないで@教育委員会

 今日から、平成16年第二回定例会が始まった。初日は、区長挨拶及び、交渉会派(議員3名以上)の会派による代表質問が行われた。前回までは、一人だったので代表質問は無関係。しかし、今回は、新会派初の代表質問。7人の思いを訴えなければ、と文章の言い回し、質問する幹事長のクセまで、会派内で話し合った。その意味では、極めて良い代表質問となった。
我が会派の質問の中で、教育委員会に質した部分があったが、区長が『あちらに答弁させると話さないこともあるから‥』と、学校や教育委員会の隠蔽体質を暗に指摘しながら、答弁された。

 実は、この本会議直前、教育委員会指導室長と、指導主事(いずれも元教員)が、我が会派の控え室に来て、とんでもない依頼をしていったのだ。『こども文教委員会においては、先日区立中学で起きた、事件については質問しないで欲しい』と。なんじゃそれ!

 そもそも、議会の委員会で審議したり報告する内容は、役人により相当取捨選択されているのだが、ついには、『これについては議論するな』とまで議員に依頼するとは、この二人の役人(元教員)の感覚を疑う。

 この事件というのは、大田区立のある中学校で、三年生が卒業記念に、放送室を占拠し、生徒10名が逮捕された、というものだ。逮捕するほどの事件かどうか、また詳細も承知していないので事件についてはコメントしないが、それを議会で報告もしない、質問もするな、とは相変わらずである。

 私が議員になって、学校が隠蔽しようとした主な事件:

*修学旅行中に引率教員が飲酒し、生徒にセクハラ行為
*女子生徒集団リンチ事件を保護者に2ケ月も報告せず
*中学教員がPTAの宴会後、自転車を盗み逮捕
*職員組合代表者が、ある団体の選挙対策幹部就任(地方公務員法違反)

 学校という社会と隔絶した中の、さらには教室という密室がある特殊な社会にいると人間は、おかしくなるのではないか‥とさえ疑いたくなる。そして、PTA保護者も『事件が明るみに出ると、推薦入試に影響があるのでは‥』などと根も葉もないウワサに翻弄され、学校の隠蔽体質を養護する。

 さて、上述の一件は、我が会派が『怒っている』との情報が、教育委員会に伝わったのと、区長自ら本会議でこの事件に言及してしまったので、指導室長らの思惑は無駄になってしまったようだ。結局『捜査中でもあり、生徒の人権に配慮して欲しい、と言っただけで、質問していただいて結構です』ときた。

カッコわり〜い!


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