いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年06月06日(日) 神社と町会の攻防@お祭り編

 昨日から地元神社の例大祭が行われている。生来の『お祭り男』なので、お囃子が聞こえてくると、ウキウキする。ただ、『根性がない』ので、神輿はかつがない。もっぱら、山車やら、交通整理担当だ。初当選した平成11年に、地元選出のもう一人の議員と『ハクチョウ』というのをやれ、と言われ勝手に(ハクチョウ=白鳥)と勘違いして受けたところ、とんでもない役だった。(ハクチョウ=白丁)で、大ウチワを神輿に向けてあおぎながら、反対向きに歩く役だったのだ。イメージしていた役は、白装束で白馬で街を練り歩く姿だったのだが‥

 夜になって、ある町会の反省会(?)の席で面白い話を聞いた。神社は、祭りの分担金として各町会の世帯数に応じて、概ね一町会40万〜60万円程度の負担を求めてくる。これが、各町会では、結構負担となっていて、連合町会として、『一町会10万円』に値下げして欲しい、との要望をしたらしい。神社側の回答は『NO!』。そこで、14町会は、昨年通りに分担金を納めたが、1町会だけは、10万円を『奉納』として神社に持参したらしい。

 そこで、神社は『分担金』ではない『奉納金』の受け取りを拒否した、というのだ。そこで、町会も怒って、今年は『神社の祭り』ではない。『町会のフェステイバル』だ、と言って、御霊の入っていない神輿で巡行したらしい。

 政治のことを、政(まつりごと)と言う。太古の昔から、神社は地元の政治の中心的存在だったのだろう。そして、戦後、GHQの指令で『宗教法人』となったが、町会とは変わらず蜜月が続いている。

 個人的には、それでいいと思う。神社は、日本人の歴史そのものだし、風俗でもある。神社の神輿を『宗教行事』だと思って担いでいる人はまずいない。

 分担金は、町会にとって大きな問題であるし、神社にとっても、祭りの存亡に関わる大問題だろう。どうか、来年は、すべての神輿に御霊が入って巡行できますよう、願ってやまない。


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