いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年05月29日(土) 安物買いの銭失い?中古車編

昔々、私が相当嫌味な男だった頃、唯一の贅沢は『車検を取らないこと』だった。つまり、車は新車で買い、3年乗ったら、また新車へと、という具合だ。口癖は『コピーと車は、常に換える』トヨペットの一人の営業マンから、合計11台購入した。(3年でいくと33年になるが、会社の営業車も4台入っている)

 ところが、突然の廃業により、手許に残った車は、営業車に使っていた国産のコルサという小型車1台だけだった。そして、やっと、昨年6万円のフオルクスワーゲンゴルフをネットで見つけて買った。はたして、100万円で8年前に買ったコルサと、6万円のゴルフのどこが違うんだ、とはコルサを引き取ってくれた後援会長の弁である。 

 その愛すべきゴルフにも別れの時がやってきたのだ。な、なんと、悲惨にもエアコンがきかなくなったのだ。修理費用13万円!6万円の車に13万はあり得ない選択である。とすれば、また見つけねばならぬ。ネットで、検索すること3日。競り落とした車は、またフオルクスワーゲン ポロ。

 さらには、図々しくも、エアコンのきかないゴルフも、ついでにネットオークションで売ってしまった。(ちゃんと、デメリット表示しました!)

 そして、本日、静岡県浜松市の売り手のもとに、車を引き取りに行ってきた。品川から新幹線で浜松へ、乗り換えて到着したのは田舎の無人駅。迎えに来たのは、昨年から独立して自動車販売をしている若者。まだ店舗を持つお金が貯まらない、と明るく話す好青年だった。

 実物を見ると、ホイルキャップが一つない。すると、『これで買えるかどうかわかりませんが‥』と、すまなそうに5000円を返金してくれた。その誠意がえらく嬉しかった。二度と買いに来ないであろう一見さんに対する心遣い、これはネットでも、現実の店舗でも共通するのだろう。

 ネットを使った犯罪が横行しているようだが、今まで、私がネットで出会った人々で悪い印象の人は誰一人としていない。(掲示版の匿名書き込みの皆さんを含めて)もっと言えば、新しい出会いに期待して、わざわざ彼の地まで車を取りに行くのかも知れない。

 さあ、我が新しい愛車クン、頑張って区内を走り回ってくれ!
 


 < 過去  INDEX  未来 >


いぬぶし秀一 [MAIL] [HOMEPAGE]
 
↑今日の日記は気に入りましたか?
My追加