いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年05月01日(土) ナゾの紳士が毎日、区役所へ

 先日、午前9時前に区役所正面玄関から登庁したら、玄関前に国産最高級車が停車。運転手がドアをあけ、中からは、恰幅のいいおしゃれな初老の紳士が出てきた。注目していると、彼は、区役所受付の女性に片手をあげ、エレベーターへ。受付の女性たち(民間委託)も、うやうやしく礼をする。

 後について庁舎内へ。たまたま、同じエレベーターになる。私は、10階の議会に。彼は9階でおりた。10階でおりてからも、気になって、すぐさま、9階におりた。9階といえば、入札を扱う経理管財課、同和問題を扱う人権推進室がある。まずは、経理管財の窓口で聞くが、見ていない、との答え。次は、人権推進室へ。『今、初老の紳士が来なかったか?同和関係の人かもしれない』と、聞くも、ここも知らない。

 ただ、人権推進室では新たな発見が。室内で『部落解放新聞』をおって、郵送用の帯巻きをしているのだ。この作業をしている女性は、区から委託費をもらって来ている『同和問題相談員』。年間100件余りの相談に700万円も払っていて、私から改善を要求された制度だ。はたして、いくら暇だと言え、区の公金を得ている時間に『解放新聞』の折りをしてもいいのだろうか。同じ部屋には、区職員である係長が4名いたが、注意するわけでもない。聖域なのかもしれない‥

 さて、それでは、と1階の受付へ。受付嬢に『さっきの紳士は誰だ』と聞くと、彼女たちも知らないという。ただ、毎日来庁して手をあげて挨拶をするので、こちらも答礼している、とのこと。と、玄関の外を見ると、かの紳士の高級車が走り去っている。来庁から、約10分。いったい、何の目的で‥

 議会に戻って、事務局の職員に話すと、どうやら、降りる階は、9階と、5階らしい。5階は、職員課、総務課、区長室だ。総務と9階の人権とくれば、同和関係。総務と経理管財ならば、そのスジか?
そういえば、9階には、区職員労働組合の事務所もある。


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