いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年04月29日(木) ホ-ムレス相手に金儲け?との情報が‥

 世の中、色々なビジネスチャンスがある。なかには、オレオレ詐欺のような如何わしいものから、『叙勲推薦ビジネス』といった、ぎりぎりのものまで、賢い人がいるもんだ。

 先日、ある人から『ホームレス』相手に商売をしているNPOがある、との情報をいただき調べてみた。あった、あった。現在区内には、4つの団体が、第2種社会福祉事業の認可を受け、ホームレスのための宿泊施設を運営している。

 その中でも大手の、Sは区内に3ケ所の宿泊所を運営している。システムは以下のとおり。

まず、ホームレスを施設の収容して、生活保護を区に申請させる。部屋代は、一人53,700円(6人部屋であっても‥)、食費は、直営の『クラブ』と契約を結ばせ、生活保護費支給日に徴収する。ホームレスの手許には、生活保護費の残金は2万円程度残る。

 6人部屋でも53,700円、というのは、生活保護の住宅扶助の最高額が、この金額だからだ。この金額掛ける6人となると、随分高い部屋代になる。食費も、農水省から古古米を安く買っているらしいから、ここからも利益が生まれる。

 生活保護を所管する東京都も、この金額はおかしい、と本年4月より『宿泊所運営方針』を変更し、個室でないかぎり53,700円の満額は認めなくなった。今後は、大部屋は、半額程度になり、NPOの収入も相当減額される。

 当初この団体は、人権団体を名乗っていたようだが、右翼や同和と混同されるので、現在の名前に変更した。

 さて、さて、福祉とビジネス、行政施策とNPO。難しい問題だ。


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