いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年04月01日(木) さあ、新しい年度の始まりだ!犬伏は、又々大学生に

 今日から新年度が始まる。区役所にも新卒の職員、教員の方々が、辞令交付に集まった。リクルートスーツに身を包んだ若人の、キラキラした姿は、役所の中では特に新鮮に映る。どうか、いつまでも、今の感激を忘れず、「権利の主張」しかしない先輩になど迎合せず、区民のため活躍していただきたいものだ。

 午後は、9階から3階まで、各階をまわり、新任の課長さん、部長さんの「ご機嫌伺い」に歩いた。昇任した人、横滑りの人は笑顔でいけるが、どうみても降格人事の対象者には、かける言葉も難しい。

 しかし、お役人(地方公務員のみ)の素晴らしいのは、昨日までとは、まったく違う職場に転勤して、数日たつと、もうその道20年の如く、議会でも答弁をする。国家公務員の3種2種の場合は、余程のことがなければ、採用された官庁内の異動だから理解できるが、区役所の場合は、納税担当から保育園担当とか、議会から子育て支援など、まったく関係のないセクションへの異動は日常茶飯事だ。たいしたもんだ!

 さて、私も4月1日から、新たな身分が付け加わった。「放送大学学生」という身分だ。どこぞの代議士ではないが、若かれしころ、米国の三流大学を中退してから、機会をみては学校に通ったが、卒業には至っていない。一番勉強したのは、上智大学の生涯学習機関であるSOPHIA COMMUNITY COLLEGEだった。仕事を終わって、午後6時からの授業は、興味深く、刺激的で、一番前の席でカップヌードル(夜学なので食事を取ることが許可されていた)をすすりながら勉強した。

 それから、慶應義塾大学の通信教育、大前研一氏の私塾、放送大学と、かじった。そして、最近思うことは、記憶力の低下だ。日常業務に追われると、勉強する時間も取れない。そこで、昨年秋、よせばいいのに横浜国立大学の夜間主コースの社会人特別入試を受けた。試験は、論文と面接だけ。

 論文と面接で、オレが落ちる訳がない!と、自信満々、試験をこなし、合格発表に望んだ、が、ウッソ〜!オ、オレの受験番号がない。そんなバカな。24名受けて、合格者1名。いや、それでも受かるはず、だった‥

 ある教育関係者にこのことを話すと「自由党の区議って面接で言いました?」と聞く。勿論ですとも、志望動機にも書いた。「そりゃ駄目です」
曰く、公立学校の教員で、「権利の主張」ばかりして、やっかいな連中に多いのが、横浜国大出身だそうだ。ということは、教授陣にも、そちら系の方が多い、と推測される。そこで、区議だ、自由党だ、航空自衛隊だ、では、絶対に受からない、とおっしゃるのだ。

 なんだ、そうだったのか。実力がなくて落ちたんじゃないんだ!そうだよね‥間違いない。そうだよ。

 それでも、勉強せねば、脳細胞が死滅してしまう。仕方なく、いえ、喜んで、久々に放送大学の学生になった。


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