いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年12月31日(水) 一年間ありがとうございました。

 早いもので、また1年が過ぎてゆく。大晦日には殊更思い出が深い。一昨年の年末は、それこそ生きた心地がしなかった。同時多発テロの影響で、20年間経営した会社を廃業し、一軒家から賃貸マンションへ引越し。いつ債権者が家までくるか、はやく破産して「楽」になりたい、とビクビクのどん底生活を開始したころだった。

 今でも、まだまだ、借金は残っているが、元気一杯の大晦日を迎えることが出来たのは、多くの友人、知人、家族のお陰である。かっこつけて言っているのではない。人間、どん底を見てくると、人の優しさが本当に身にしみる。

 借金まみれの私に金を出して、一緒に事業をやろう、と励ましてくれた友人。貸した金は、いらない、と、お土産まで持たせてくれた先輩。出世払いでいいから、と店の内装工事をやってくれた同級生。

 「こいつは貧乏だから‥」と、すべて手弁当で、選挙を手伝ってくれた地域の人々。

 その他、この日記の読者を含め、この一年間、ここに書ききれないぐらいの多くの好意と善意に支えられてきた。

 バブルの頃、私は、家は一坪でも広いほうが、車は1mでもデカイほうが、お金は一円でも多いほうが「幸せ」だ、と思っていた。そして、それを目指していた。

 が、今はそれの、どれひとつ満たしてはいないが「幸せ」だ。この恩返しに、来年、申年。年男!(犬でサル年?)は、益々がんまりまっせ!
では、また来年!

 SPECIAL THANKS FOR EVERYBODY!


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